高卒フリーターから正社員を目指す就職方法を解説!おすすめの職種も

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監修者 熊谷 直紀
監修者 熊谷 直紀

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熊谷 直紀

監修者熊谷 直紀

横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

「高卒だから就職は難しいのでは」「フリーター歴が長いと正社員になれないのでは」と不安を感じていませんか?実際には、高卒フリーターから正社員を目指せるルートは複数あり、正しい方法で行動すれば十分にチャンスがあります。この記事では、高卒フリーターが正社員就職を成功させるための具体的なステップや、おすすめの職種・就職先を詳しく解説します。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • 高卒フリーターは年齢を重ねるほど就職難易度が上がる
  • 20代の若さとポテンシャルを活かせば正社員就職は十分可能
  • 自己分析・面接対策・エージェント活用が就職成功の鍵

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高卒フリーターとは?

高卒フリーターとは、高校卒業後に正社員として就職せず、アルバイトやパートとして働き続けている人を指します。高卒後にフリーターになる方は意外と多く、そのまま数年を過ごすうちに「このままでいいのか」と不安を感じ始めるケースが少なくありません。高卒フリーターに特有の就職事情や、大卒フリーターとの違い、フリーターになった背景を正しく理解することが、就職活動を成功させる第一歩になります。以下では、高卒フリーターの実態を詳しく解説します。

高卒フリーターの定義と大卒フリーターとの違い

フリーターとは、総務省の定義によると「15〜34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち、雇用形態がパート・アルバイトの者」を指します。
参考:総務省統計局|16A-Q09 フリーターの人数

つまり結婚してパートで働く女性はフリーターに含まれないなど、一般的なイメージとは若干異なる点があります。

高卒フリーターと大卒フリーターの最大の違いは、採用市場での評価です。大卒フリーターは卒業時点で22歳であるため、就職活動をしなかったことへの質問が厳しくなりやすい傾向があります。一方、高卒フリーターは高校卒業時点で18歳と若く、企業側も「将来を見すえられないのはある程度仕方ない」と比較的寛容に受け止めてくれるケースが多いため、大卒フリーターと比べて不利になるとは一概に言えません。ただし、高卒・大卒問わずフリーター歴が長引くほど就職難易度は上がるため、早めの行動が重要です。

高卒フリーターの割合と男女別・年代別の実態

労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容(第5回若者のワークスタイル調査)」によると、高校卒業後にアルバイト・パートになった割合は男性33.1%、女性38.1%にのぼります。つまり高卒の3人に1人以上がフリーターからスタートしているという実態があります。

一方、大学・大学院卒でアルバイト・パートになった割合は男性7.5%、女性7.7%にとどまっており、高卒と大卒の間には大きな開きがあります。また厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査結果の概況」によると、20代で正社員として働いている人は8割に満たず、20〜24歳で79.9%、25〜29歳で75.7%となっています。特に高卒の正社員雇用率は63.5%にとどまり、大卒の87.3%と比較すると20ポイント以上の差があることから、高卒フリーターが置かれる状況の厳しさが数字からも見えてきます。

高卒後にフリーターになる主な理由

高校卒業後にフリーターになる理由は人それぞれですが、大きく分けると「なんとなくアルバイトを続けてしまったケース」「夢や目標があってあえてフリーターを選んだケース」「正社員として働くことへの不安や自信のなさからフリーターになったケース」の3つが挙げられます。

高卒直後は18歳と若く、「まだいくらでも就職できる」という感覚から、就職活動の緊迫感を持ちにくい面があります。しかし、周囲の友人が就職したり家庭を持ったりと環境が変わる20代半ば以降になると、自分との差を感じ始め焦りが生まれるパターンが多いです。フリーターになった理由そのものよりも、面接でその理由を正直かつポジティブに説明できるかどうかが採用担当者の評価を左右するため、自分がフリーターになった経緯を言語化しておくことが就活準備の重要なステップになります。

高卒フリーターを続けると訪れる将来のリスク

H2.高卒フリーターを続けると訪れる将来のリスク
「今の生活で何とかなっている」と感じていても、高卒フリーターを長く続けることには明確なリスクが存在します。収入面・社会的信用・就職難易度・老後の保障など、複数の観点から将来に影響が及ぶ可能性があります。現状維持のリスクを正しく理解することが、今の行動を変えるきっかけになるでしょう。以下では、高卒フリーターを続けた場合に直面しやすい将来のリスクを具体的に解説します。

正社員との生涯年収・年収格差の現実

高卒フリーターを続けることで最も大きな影響が出るのが、収入面の格差です。国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査結果」によると、フリーターの平均年収は202万円で月収換算では16〜17万円程度です。一方、同調査における正社員の平均年収との比較では、年間約328万円もの差が生じるというデータがあります。

さらに厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、男性正社員の全年齢平均賃金は約39万円であるのに対し、正社員以外は約27万円にとどまります。20代のうちはその差が比較的小さいものの、50代になると19〜20万円もの月収差が生じ、年齢を重ねるほど格差は拡大していきます。加えて正社員にはボーナスや退職金がある場合が多い一方、フリーターにはこれらが基本的にないため、生涯賃金では約1億円以上の格差が生じると言われており、この差は家が一軒建ち、老後資金も確保できるほどの金額です。

社会的信用の低下で生じる生活上の不利益

フリーターを続けることで生じる問題は収入面だけではありません。「社会的信用」という側面でも、生活上のさまざまな不利益が生じる可能性があります。社会的信用とは、簡単に言えば「安定的にお金を稼ぐ能力があるか」という外部からの評価です。

具体的な影響としては、住宅ローンや自動車ローンの審査に通らないケース、クレジットカードの利用限度額が低く設定されるケース、賃貸物件の契約時に審査が厳しくなるケースなどが挙げられます。また、結婚を考えた際にも影響が出ることがあり、パートナー本人が気にしなくても相手の親御さんが「安定した仕事に就いていない」という理由で難色を示す場面も少なくありません。社会的信用の欠如は、住まい・お金・結婚といった人生の重要な選択肢を狭めてしまう可能性があるため、早期に正社員として安定した雇用形態を得ることが大切です。

年齢を重ねるごとに高まる正社員就職の難易度

フリーター期間が長引くほど、正社員就職の難易度は加速度的に上がっていきます。労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容(第5回若者のワークスタイル調査)」によると、フリーターの正社員就職成功率は20代前半で約75%(平均就職活動期間3.5ヶ月)、20代後半で約65%(同4.2ヶ月)、30代前半で約58%(同5.7ヶ月)と年齢とともに低下していきます。

また同資料では、フリーター期間が1年以内の場合と3年以上の場合とでは、正社員への移行率に大きな開きがあることも示されています。これは、30代以上になると企業が「即戦力」としてのスキルやマネジメント経験を求めるようになり、アルバイト経験のみの人材では対応が難しくなるためです。就職市場では「35歳の壁」とも呼ばれる採用難易度の急上昇が存在するため、「まだ若いから大丈夫」と先延ばしにしている時間は、市場価値を少しずつ確実に削っているということを認識しておくべきです。

老後の年金・社会保障面での影響

フリーターを続けることによる影響は、現在の収入や就職難易度だけにとどまりません。老後の生活を支える年金・社会保障の面でも、正社員との間に大きな差が生まれます。正社員として企業に勤めると厚生年金に加入でき、会社が保険料の半額を負担してくれます。一方、フリーターの場合は条件次第で加入できないことがあり、その場合は国民年金のみとなり保険料を全額自己負担しなければなりません。

将来受け取る年金額にも大きな差が出るため、老後の生活設計が根本的に変わってきます。また、正社員には産休・育休の取得や時短勤務といった制度が整っている企業が多く、ライフイベントへの対応力でも差が生じます。パートナーと結婚したい・介護が必要な家族を支えたいといった場面で、アルバイトの収入だけでは対応が難しくなるケースも多く、社会保障の差も含めると手元に残るお金の格差は生涯賃金以上に広がることを、フリーターを続ける際には十分に認識しておく必要があります。

高卒フリーターにも正社員就職できる理由と強み

高卒フリーターという状況に不安を感じている方も多いですが、正社員就職を諦める必要はありません。現在は人手不足を背景に多くの企業が採用ターゲットを広げており、学歴よりも意欲やポテンシャルを重視する採用が拡大しています。高卒フリーターならではの強みを正しく理解し、戦略的に就職活動に取り組むことで、正社員への道は十分に開かれています。

フリーター期間で培った実務経験やスキルの強み

フリーター期間が長いと「職歴がない」と思い込みがちですが、アルバイトで積んだ経験はしっかりとした強みになります。たとえば接客アルバイトで磨いたコミュニケーション能力や傾聴力は、営業職や販売職への転職でそのまま活かせるスキルです。飲食店での調理補助や在庫管理の経験は、正社員としての製造・物流職にも通じる実践的な経験といえます。

重要なのは、これらの経験を「ただのアルバイト」として捉えず、「どんな状況でどう行動し、何を得たか」という形で言語化することです。フリーター期間中に長く続けたアルバイトがある場合、それは継続力・責任感の証明になります。アルバイトで得たスキルを活かせる職場に就職することも可能であるため、自分の経歴を棚卸しして「正社員の仕事にどう繋がるか」という視点で整理しておくことが就活成功の鍵です。

20代であれば採用市場での評価は十分に得られる

高卒フリーターが正社員を目指す上で、20代であることは非常に大きなアドバンテージです。企業は若い人材に対して、今持っているスキルよりも「入社後にどれだけ成長してくれるか」というポテンシャルを重視して採用する傾向があります。特に20代前半は第二新卒枠を狙える可能性もあり、熱意や素直さで勝負できる採用市場に参加できます。

採用担当者の本音として「変にプライドが高い高学歴の人よりも、真っ白な状態で素直に学んでくれる高卒の人の方が育てやすい」という声も少なくありません。20代後半になるとポータブルスキルの有無も問われるようになりますが、それでも30代以降と比べれば就職のハードルは明らかに低い状態です。フリーターから正社員になった人は全体で67.3%以上にのぼり、20代であれば75%以上が正社員への転身に成功しているというデータがあり、若さそのものが最大の武器になります。
参考:労働政策研究・研修機構|大都市の若者の就業行動と意識の変容(第5回若者のワークスタイル調査)

中途採用市場では高卒フリーターの採用枠もある

「大卒でないと正社員になれない」という思い込みは、実態とは異なります。中途採用市場では「学歴不問」「未経験歓迎」を掲げる企業が多数存在しており、高卒フリーターでも十分に挑戦できる求人は豊富にあります。特に従業員300名未満の中小企業では人材確保に苦労しているところが多く、フリーターや既卒者にとって就職しやすい環境が整っています。

また、少子高齢化による人手不足を背景に、これまで大卒採用にこだわっていた企業も採用ターゲットを広げざるを得ない状況が続いており、求人サイトで「学歴不問」「高卒以上」のキーワードで検索すると多くの正社員求人がヒットします。特に人手不足が深刻な営業職・建設・介護・飲食業界では、高卒フリーターを積極的に採用している企業が多いです。大卒向けの求人と比較すると選択肢は狭まるものの、就職・転職エージェントを活用すれば自分では見つけられないような非公開求人にも出会えるため、一人で諦めずにプロのサポートを借りることが有効です。

高卒フリーターから正社員になるための就活ステップ

高卒フリーターが正社員就職を成功させるには、闇雲に求人に応募するのではなく、正しいステップを踏んで戦略的に動くことが重要です。自己分析から始まり、必要なスキル・資格の準備、面接対策、求職ツールの使い分けまで、一つひとつの準備が内定率を高めます。以下では、正社員就職を実現するための具体的なステップを順を追って解説します。

自己分析と就職先の方向性を決める

就活の第一歩として最も重要なのが、自己分析です。高卒フリーターの就職活動では、面接で「なぜ高卒なのか」「なぜフリーターになったのか」「フリーター期間中に何を学んだか」を問われる場面が必ずあります。これらの質問に対して自信を持って答えるためには、自分の強みや弱み、フリーター期間に得た経験を事前に整理しておく必要があります。

自己分析が難しいと感じる場合は、「やりたくないこと」を書き出す「ネガティブアプローチ」が有効です。「毎日同じ作業の繰り返しは嫌だ」「飛び込み営業は苦手」など、絶対に避けたい条件を消去法で整理することで、自分に向いている仕事が見えてきます。また、アルバイトで長く続けられた経験や褒められたことなども強みのヒントです。自分の長所や経歴を書き出した後、働きたい職種にその長所を結びつけるというステップで整理すると、面接でのアピールが格段に説得力を持つようになります。

就職活動前に取得しておきたい資格・スキル

資格がないこと自体は、就職活動において大きな不利にはなりません。多くの企業は入社後の研修でのスキル習得を前提としており、資格取得のために半年〜1年を費やして年齢を重ねるより、若いうちに就職して現場で経験を積む方がキャリア形成上有利に働くケースが多いです。「まずは就職して、働きながら必要な資格を取る」というスタンスが、高卒フリーターには現実的です。

ただし、事前に取得しておくと採用面で差がつく場合もあります。たとえば事務職を目指すならWordやExcelなど基本的なPCスキルを習得しておくことや、施工管理職を目指すなら施工管理技士取得への意欲を示すことが有効です。また、フリーター期間中に関連する資格の勉強を始めていることを伝えるだけでも、「学ぶ意欲がある」という証明になり、採用担当者に好印象を与えられます。

高卒フリーターが就活で押さえるべき面接対策のポイント

高卒フリーターの面接で最も重要なのは、フリーターになった理由を正直かつポジティブに伝えることです。採用担当者はプロであり、嘘をついてもすぐに見抜かれてしまいます。仮にあまり明るくない理由でフリーターになっていたとしても、「今は〇〇の資格を取ろうと勉強している」「フリーター期間中に△△のスキルを磨いた」など、現在の前向きな姿勢をセットで伝えることが効果的です。

また、採用担当者が懸念するのは「採用してもすぐ辞めてしまうのではないか」という点です。これを払拭するためには、長期的なキャリアビジョンと、「なぜアルバイトではなく正社員でなければならないのか」を具体的に話せるよう準備しておくことが欠かせません。さらに、身だしなみや言葉遣いといった基本的なビジネスマナーも選考を左右します。若いからこそ「身だしなみや言動がしっかりしているな」と思わせるプラスのギャップを目指すことが、他の応募者との差別化につながります。

ハローワーク・就職エージェント・求人サイトの使い分け方

高卒フリーターが正社員を目指す際の求人探しには、大きく3つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解した上で使い分けることが、効率的な就活の鍵です。

まず「求人サイト」は多くの求人情報を効率的に検索できる反面、応募書類の作成は自力で行う必要があり、初めて就活する方にとってはハードルが高い面があります。「ハローワーク」は地元の中小企業の求人が豊富で誰でも無料で利用できますが、掲載料が無料なため求人の質にばらつきがある点には注意が必要です。一方、「就職エージェント」は求人紹介から自己分析のサポート・履歴書添削・模擬面接まで一貫したサポートを無料で受けられます。特に高卒フリーターに特化したエージェントは非公開求人も保有しており、就職活動の経験がない方ほどエージェントを活用することで、内定率を大幅に高めることができます。

高卒フリーターにおすすめの就職先・職種

高卒フリーターが正社員を目指す場合、「採用されやすいか」だけでなく「入社後に長く活躍できるか」という視点で職種を選ぶことが重要です。人手不足で未経験者を積極採用しており、かつ将来的なキャリアアップも見込める職種を選ぶことが就職成功と安定的なキャリア形成の両立につながります。以下では、高卒フリーターに特におすすめの職種と選び方のポイントを解説します。

未経験歓迎・学歴不問で採用されやすい職種一覧

高卒フリーターでも採用されやすい職種には共通して「人手不足が深刻」「業務がマニュアル化されている」「研修体制が整っている」という特徴があります。具体的に採用されやすい職種としては、営業職・販売接客・事務職・施工管理・製造スタッフ・飲食店スタッフ・プログラマー・運送業・介護スタッフが挙げられます。

これらの職種はいずれも「学歴不問」「未経験歓迎」の求人が多く出ており、求人サイトで「学歴不問」「高卒以上」のキーワードで検索するだけで、予想以上に多くの正社員求人がヒットします。ただし、「未経験歓迎」と書かれていても、実態として一定の経験を持つ人を優先するケースがあるため、求人票の条件欄を細かく確認し、本当に未経験者を受け入れているかどうかを面接時に直接確認することが、採用後のミスマッチを防ぐ上で重要です。

営業職・事務職・公務員を狙うための注意点

営業職・事務職・公務員はいずれも高卒フリーターが狙いやすい職種ですが、それぞれに注意点があります。営業職は学歴よりも人柄や熱意が評価されやすく、インセンティブ制度によって高収入も目指せる職種です。ただし金融系や技術系など、専門知識が求められる営業もあるため、未経験から挑戦する場合はルート営業や法人営業など未経験歓迎の求人を優先しましょう。

事務職は土日休みでオフィスワークができるため人気が高い一方で、求人数に対して応募者が多く倍率が高い傾向があります。WordやExcelのスキルを事前に磨いておくことが選考突破の差別化につながります。公務員は高卒程度の試験を受験することで正社員同等の安定した雇用を得られますが、多くの自治体の一般枠では年齢上限が30歳前後に設定されているため、公務員を目指す場合は早めに試験日程と受験資格を確認しておくことが必須です。

大手企業・ホワイト企業への就職を目指す方法

高卒フリーターが大手企業やホワイト企業への就職を直接目指す場合、「大卒以上」を条件とする求人が多く選択肢が限られることは理解しておく必要があります。しかし、諦める必要はありません。まずは中小企業やベンチャー企業で正社員として経験と実績を積み、その後キャリアアップのステップとして大手企業への転職を目指すという逆算型の戦略が現実的です。

ホワイト企業を見極めるためには、離職率・残業時間・固定残業代の内訳・有給取得率などの情報を事前に収集することが重要です。求人票で「みなし残業〇〇時間含む」と記載がある場合は基本給の内訳を確認し、超過分の支払い規定も必ずチェックしましょう。また、面接時に職場の雰囲気を感じ取ることも有効で、面接官の態度やオフィスの空気がどんよりしている場合は直感を信じて慎重に判断する勇気も、自分を守る上で大切です。

女性の高卒フリーターに向いている就職先の傾向

女性の高卒フリーターが就職先を選ぶ際には、結婚・出産・育児といったライフイベントとの両立がしやすいかどうかを重視することが、長く働き続けるための重要なポイントです。具体的には、産休・育休の取得実績がある職場や、時短勤務・在宅勤務などの柔軟な働き方に対応している企業が向いています。

職種の観点では、事務職・コールセンタースタッフ・販売接客・介護スタッフ・製造の軽作業スタッフなどが高卒女性フリーターに人気が高く、体力的な負担が比較的少ない点でも続けやすいです。また、介護職は働きながら国家資格である介護福祉士を取得できる職場が多く、資格取得後は勤務条件の融通がきくようになるなどライフスタイルの変化に対応しやすくなります。女性は結婚・出産により一度退職してパートやアルバイトになるケースも多いため、正社員雇用を維持したまま育休・時短を使える職場を選ぶことが、長期的なキャリアと収入の安定につながります。

高卒フリーターからの就職を成功させるための注意点

就職活動を進める上では、採用されることだけでなく「長く安心して働ける職場を選べるか」という視点も欠かせません。焦るあまり条件の悪い求人に飛びついたり、入社後の手続きで思わぬ出費が発生したりするケースも少なくありません。ここでは、高卒フリーターが就職活動で陥りやすいミスと、正社員になった後に知っておくべき注意点を解説します。

フリーターを続けることが「やばい」と感じたら今すぐ動く理由

「いつかは就職しよう」と先延ばしにしている時間は、じわじわと市場価値を下げています。年齢が上がるほど採用難易度は高くなり、30代中盤を過ぎると即戦力スキルやマネジメント経験を求められるようになるため、アルバイト経験のみでは書類選考を通過することすら難しくなってきます。また、フリーター期間が長いほど「なぜ正社員にならなかったのか」という採用担当者の懸念も強まります。

逆に言えば、今この瞬間に行動を始めれば、まだ十分に逆転できます。高卒フリーターから正社員になった人は全体の67.3%以上おり、就職活動に本気で取り組めば先に就職した友人たちに追いつき、昇進や高収入を実現することも可能です。「正社員になりたい」と思った今がもっとも若く、もっともチャンスが多いタイミングであるため、一日でも早く行動を起こすことが人生を変える最初の一歩です。

就職後に扶養・税金・社会保険で注意すること

正社員として就職する際には、給与面だけでなく扶養・税金・社会保険に関する手続きと変化についても事前に把握しておくことが重要です。正社員になると基本的に健康保険・厚生年金(社会保険)や、雇用保険・労災保険(労働保険)に加入でき、健康保険料や厚生年金保険料は会社と折半して負担します。これはフリーター時代に全額自己負担だった国民健康保険・国民年金と比べると、実質的な負担軽減につながる場合があります。

また、これまで親の扶養に入っていた場合は、一定の収入を超えると扶養から外れる必要があり、手続きが必要になります。税金面では、給与から所得税が源泉徴収されるようになるほか、年末調整の手続きが発生します。こうした変化はいずれも就職先の総務・人事担当者がサポートしてくれるため、過度に不安になる必要はありませんが、正社員になった後も社会保険・扶養・税金の仕組みを基本的に理解しておくことで、手取り収入の見通しが立てやすくなり生活設計がスムーズになります。

まとめ

高卒フリーターから正社員を目指すことは、決して難しくありません。人手不足を背景に採用の間口は広がっており、20代であれば若さとポテンシャルを武器に十分勝負できます。大切なのは「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、今すぐ行動を起こすことです。自己分析・求人選び・面接対策を着実に進めれば、正社員への道は確実に開けていきます。

就職活動に不安を感じている方には、DYM就職がおすすめです。専任のキャリアアドバイザーによる個別サポートで、自己分析から求人紹介・面接対策まで一貫して支援を受けることが可能です。高卒・未経験でも安心して相談できる環境が整っていますので、まずは気軽に問い合わせください。