大卒フリーターはやばい?正社員になる方法と就活のコツ
2026.04.03 更新
シェアする


監修者
熊谷 直紀
監修者熊谷 直紀
横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。
「大学を卒業したけれど、正社員になれずフリーターのまま時間が過ぎてしまった」という方は少なくありません。しかし、フリーター期間が長引くほど就職の難易度は上がり、将来の収入や社会保障にも大きな影響を与えます。本記事では、大卒フリーターが直面するリスクと、正社員を目指すための具体的な就活の進め方・成功のコツを詳しく解説します。
<この記事で紹介する3つのポイント>
- 大卒フリーターはフリーター期間が長いほど就職難易度が上がる
- 年収・年金・社会的信用など将来リスクは年齢とともに拡大する
- 自己分析・資格取得・エージェント活用で正社員への道は開ける
一人ひとりに寄り添った
キャリアサポート
専任アドバイザーによる個別ヒアリング市場価値を最大化する支援
面談実績60,000名以上※1
サービス満足度87%の高評価※2
最短1週間内定※3
年収100万円UP事例あり※4
大卒フリーターの現状と実態
大学を卒業したにもかかわらずフリーターとして働き続けることに、漠然とした不安を抱えている方は少なくありません。「周りは正社員として働いているのに、自分だけが取り残されているようだ」という焦りを感じる場面も多いでしょう。しかし実際のところ、大卒フリーターは特別珍しい存在ではなく、さまざまな事情を抱えながら非正規雇用で働く大卒者は一定数存在します。まずは現状と実態を正確に把握したうえで、今後の就活を考えていくことが大切です。
大卒フリーターの定義と他の非正規雇用との違い
「フリーター」という言葉は、フリーアルバイターを語源とする和製英語です。総務省統計局の「労働力調査」では、15〜34歳の若年者のうちパート・アルバイトとして働く人、またはそれを希望する人を指します。「大卒フリーター」とは、この定義に当てはまる大学卒業者のことです。
参考:総務省統計局|16A-Q09 フリーターの人数
非正規雇用には、フリーターのほかに契約社員・派遣社員・嘱託社員なども含まれます。これらとフリーターの大きな違いは、雇用の継続性とキャリアの方向性にあります。契約社員や派遣社員は特定のスキルや経験をもとに契約されるケースが多く、正社員登用を前提とした就業形態も存在します。一方、フリーターはシフト制のアルバイトが中心で、専門性が身につきにくく、長期的なキャリア形成が難しい傾向があります。両者を混同せず、自身の雇用形態が将来にどう影響するかを理解することが重要です。
大卒フリーターの割合と人数の推移
厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」によると、最終学歴別に見た正社員以外の労働者の割合は、大卒者で12.7%となっています。高卒(35.8%)や専修学校卒(29.1%)と比べると大幅に低く、大卒でフリーターを続けている人は全体の中でも少数派といえます。また同調査では、若年者全体の正社員以外の割合は令和5年時点で24.9%と、平成25年(31.7%)から減少傾向が続いており、フリーター人口は緩やかに縮小しています。
こうしたデータからわかるのは、大卒でフリーターを続けることは統計的にも少数派の選択であり、就職市場における相対的な不利が生じやすい状況だということです。少数派であること自体が問題ではありませんが、就職活動時に説明責任が生じやすい点は意識しておく必要があります。
フリーター期間別の正社員就職成功率の目安
フリーター期間の長さは、正社員への就職成功率に直接影響します。独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.213」(2022年)によると、フリーター継続期間別の正社員就職率は以下のとおりです。
- 1年以内:68.8%
- 1〜2年:61.2%
- 2〜3年:56.6%
- 3〜4年:61.1%
- 4〜5年:37.9%
- 5年以上:32.3%
フリーター期間が1年以内であれば約7割が正社員になれている一方、4年を超えると急激に成功率が下がります。大卒後1〜2年はまだ比較的チャンスが残されていますが、この時期に就活を先延ばしにすることは成功率を着実に下げる要因となります。「まだ若いからいつでも動ける」という感覚は危険であり、早期の行動が就職の可能性を大きく左右します。
男女別で見る大卒フリーターの就職動向の違い
大卒フリーターの就職動向には、男女間で一定の傾向の違いが見られます。男性は「正社員になりたいが採用されなかった」という理由でやむなくフリーターを続けるケースが多い一方、女性は結婚・育児・介護といったライフイベントを契機に非正規雇用を選択したり、継続したりするケースも一定数あります。
また正社員登用後の定着率にも差があり、女性はライフステージの変化による離職リスクを理由に採用に慎重な企業もあるのが現状です。ただし、近年は育児休業制度の整備や女性活躍推進法の施行により、女性フリーターの正社員転換を積極的に支援する企業も増えており、性別を理由に諦める必要はありません。男女ともに「フリーター期間をどう説明するか」が就活の鍵となる点は共通しています。
大卒フリーターになる主な理由
大卒フリーターが生まれる背景はさまざまです。厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査」によると、若年者が正社員として就職しなかった理由として「正社員求人に応募したが採用されなかった」など、希望はあったものの叶わなかったケースが一定数存在しています。
一方で、一度は新卒入社した会社を退職した理由(退職後にフリーター等になったケースを含む)としては、「労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった(28.5%)」「人間関係がよくなかった(26.4%)」などが上位に挙げられており、労働環境や人間関係のミスマッチがフリーター転落の引き金になっていることがわかります。
つまり大卒フリーターには「就活がうまくいかなかった層」と「一度は就職したが離職した層」の大きく2パターンがあり、それぞれ置かれている状況も就活戦略も異なります。自分がどちらに当てはまるかを整理したうえで、次のステップを考えることが重要です。
大卒フリーターが抱えるリスクと将来的なデメリット
フリーターの生活は、時間の自由度が高くストレスも少ないと感じられる面がある一方、年齢を重ねるにつれてさまざまな不利が蓄積されていきます。収入・将来の保障・就職のしやすさ・社会的信用など、複数の領域にわたってリスクが連鎖的に広がる点が大卒フリーターの最大の問題です。
年収・生涯賃金への影響
フリーターと正社員の間には、年齢が上がるほど大きな収入格差が生まれます。厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、正社員以外と正社員の月収は以下のとおりです。
- 20〜24歳:正社員以外19.7万円 / 正社員23.7万円(差:約4万円)
- 30〜34歳:正社員以外22.2万円 / 正社員30.9万円(差:約8.7万円)
- 40〜44歳:正社員以外22.3万円 / 正社員36.7万円(差:約14万円)
20代前半は差が小さく感じられますが、30代・40代と年齢を重ねるごとに格差は拡大の一途をたどります。さらにフリーターにはボーナスが支給されないケースがほとんどであり、生涯賃金の差は1億円以上に上るとも試算されています。この差は老後の蓄えや住居購入・子育て費用など、人生設計全体に影響するため、早期に正社員を目指す動機として認識しておくことが重要です。
社会保険・年金など将来の保障への影響
フリーターが抱えるリスクとして見落とされがちなのが、社会保障面の格差です。正社員は原則として厚生年金に加入しますが、フリーターは条件を満たさない限り国民年金のみの加入となります。厚生年金は加入期間や報酬に応じて上乗せされるため、老後に受け取れる年金額に大きな差が生じます。
また、フリーターは傷病手当金や雇用保険の給付が受けにくい場合もあり、病気やケガで働けなくなったときのセーフティネットが薄い状態です。正社員であれば健康保険の傷病手当金が支給されますが、国民健康保険に加入しているフリーターの場合は、原則としてそうした休業補償の仕組みがありません。将来の安心を確保するためにも、社会保険に加入できる働き方への移行は早いほど有利といえます。
就職難易度が年齢とともに上昇するリスク
フリーター期間が長引くほど、就職活動の難易度は上がっていきます。企業が未経験者を採用する場合、育成コストを見込んだうえで若手を優先するケースが多く、同じ「未経験」でも20代と30代では採用担当者の見方が大きく異なります。20代であれば「ポテンシャル採用」の対象になれる可能性がありますが、30代以降は即戦力としての実績を求められる傾向が強まります。
フリーター期間が長くなると、選択できる求人の幅が狭まるだけでなく、就活そのものへの精神的ハードルも高くなりやすいという問題もあります。「もっと早く動いておけばよかった」という後悔は、多くの元フリーターが共通して語る言葉です。現状に問題意識があるなら、今すぐ動き出すことが最善の選択です。
フリーター期間1年・2年・3年以上で変わる採用担当者の評価
採用担当者がフリーター応募者を見るとき、フリーター期間の長さは重要な判断材料になります。1年以内であれば「就活に時間がかかった」「早期退職後に方向性を模索していた」と理解されやすく、説明次第でネガティブな評価を避けられる余地があります。1〜2年になると、「なぜ今まで動かなかったのか」という疑問が生まれはじめ、より具体的な理由と再スタートへの意欲を示す必要が出てきます。
3年以上になると状況は一変します。採用担当者からは「主体性がないのでは」「正社員として通用するか」という懸念が生まれやすく、よほど明確な理由と行動実績がない限り、書類選考の段階で弾かれるリスクが高まります。フリーター期間は取り戻せない時間であるため、少しでも早く行動に移すことが現実的なリスク管理といえます。
30代大卒フリーターが正社員採用で直面する現実的な壁
30代に突入した大卒フリーターは、就活において複数の現実的な壁に直面します。まず、未経験歓迎求人の多くが「20代歓迎」または「35歳以下」を対象としており、応募できる求人自体が絞られます。さらに、採用担当者から「なぜ10年近くフリーターだったのか」という問いに対して、説得力ある答えを用意しなければなりません。
加えて、30代では結婚や住宅購入を視野に入れ始める時期と重なるため、収入の不安定さがライフプランにも直接影響します。30代大卒フリーターが正社員を目指すなら、応募業界を人手不足の分野に絞り込み、就職エージェントを活用して効率よく選考を進めることが現実的な打開策となります。決して手遅れではありませんが、それ相応の戦略と準備が不可欠です。
社会的信用・キャリア形成への影響
フリーターは正社員と比べて社会的信用を得にくい側面があります。賃貸契約やクレジットカードの審査では収入の継続性が重視されるため、フリーターは審査で不利になるケースがあります。住宅ローンに至っては、審査が通らない・希望額を借りられないという壁に直面することも少なくありません。
キャリア形成の面でも、アルバイト業務は定型作業が中心になりやすく、プロジェクトを主導した経験や専門的なスキルを積む機会が限られます。その結果、年齢を重ねるほど同年代の正社員との実績・スキル格差が広がり、転職市場での競争力が低下するという悪循環に陥りやすくなります。将来のキャリアの幅を守るためにも、早い段階での正社員転換が重要な意味を持ちます。
大卒フリーターから正社員になるための就活の進め方
リスクを把握したうえで大切なのは、具体的な行動に移すことです。「何から始めればいいかわからない」という方も多いですが、就活には一定のステップがあり、順序立てて取り組むことで着実に前進できます。ここでは、大卒フリーターが正社員を目指すうえで押さえておくべき就活の進め方を、準備段階から応募・面接まで体系的に解説します。
就活を始める前に整理すべきこと
就活を始める前に、まず自分自身の現状を整理することが重要です。「とにかく正社員になりたい」という気持ちだけで動き出しても、応募先が定まらず、選考でも軸のなさが露呈してしまいます。整理すべきことは大きく3つあります。
①フリーターになった経緯と、その期間に何をしてきたか。
②自分が得意なこと・苦手なこと、どんな環境で力を発揮できるか。
③正社員になってどうなりたいか、どんな生活を実現したいか。
この3点を言語化しておくことで、志望動機や自己PRに一貫性が生まれ、面接での説得力が格段に増します。就活は書類や面接の準備だけでなく、こうした内面の整理が土台となります。特にフリーター期間が長い方ほど、「なぜ今動くのか」を自分の言葉で語れるよう準備することが選考突破の鍵です。
フリーター期間の空白を面接で正直に話すべき理由
フリーター期間について、面接で隠したり取り繕ったりすることは逆効果です。採用担当者は職歴から空白期間を必ず確認しており、曖昧な回答はかえって不信感を招きます。重要なのは、正直に話したうえで「その期間から何を得たか」「今なぜ正社員を目指すのか」をセットで伝えることです。
たとえば「就活がうまくいかずアルバイトを続けていたが、接客を通じてコミュニケーション力を磨き、◯◯の仕事で長く貢献したいと考えるようになった」という形で話すと、説得力が生まれます。採用担当者が見ているのは過去の行動そのものではなく、「その経験をどう解釈して次に活かすか」という思考の筋道です。フリーター期間をネガティブな事実として隠すより、成長のプロセスとして正直に語る姿勢が、信頼の構築につながります。
自己分析で「大卒でフリーターになった理由」を整理する方法
自己分析は、就活の出発点であると同時に最重要の準備作業です。特に大卒フリーターの場合、「なぜフリーターを選んだのか(または選ばざるを得なかったのか)」を整理することが、面接対策の核心となります。手順としては、まず時系列で自分の行動を書き出し、各時点でどんな感情・判断があったかを振り返ります。次に、「内定が取れなかった」「仕事が合わなかった」などの事実に対して、「そのとき自分はどう向き合ったか」という視点を加えます。
単なる言い訳にならないよう、失敗や挫折の中で気づいたことや変化した考え方を具体的に言語化することが、自己分析を面接で活かすポイントです。就活軸が定まっていない場合は、過去のアルバイトで「苦ではなかった仕事」「褒められた場面」を書き出すことから始めると、自然と得意分野が浮かび上がってきます。
大卒フリーターが狙いやすい求人・職種の選び方
大卒フリーターの就活では、闇雲に応募するより「採用されやすい求人」を戦略的に絞り込むことが成功への近道です。ポイントは2つで、①未経験歓迎の求人を選ぶこと、②人手不足が顕在化している業界・職種に絞り込むことです。フリーター期間が長くなるほど求人の選択肢が狭まるため、最初の一社に集中するよりも、応募先をある程度絞りつつ複数社に当たる姿勢が有効です。
また、求人票に「職歴不問」「学歴不問」「ブランクOK」などの記載がある場合は、フリーター応募者への理解が高い企業である可能性が高く、積極的に検討する価値があります。一方、「即戦力歓迎」「経験者優遇」と明記されている求人は、フリーターには不利になりやすいため、まずは避けるのが賢明です。
大卒フリーターの就職に向いている業界・職種の具体例
大卒フリーターが比較的就職しやすい業界・職種には、以下のようなものがあります。
- 営業職(不動産・保険・人材など):未経験歓迎求人が多く、ポテンシャルが重視されます。成果次第で収入アップも見込めます。
- ITエンジニア(未経験OKのSES企業など):慢性的な人手不足で未経験者育成に積極的な企業が多く、研修制度も充実しています。
- 介護・福祉職:資格がなくても就業しながら取得できる環境が整っており、安定したニーズがあります。
- 物流・製造オペレーション:業務の習得が比較的早く、正社員登用実績のある企業も多い傾向があります。
厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査」では、宿泊業・飲食サービス業において「フリーターからの応募があった企業」のうち、実際に「正社員として採用した企業」の割合は約8割(82.4%)にのぼります。これは応募さえあれば極めて高い確率で内定に至っている状況を示しており、サービス業全般がフリーターの正社員登用に積極的であることが統計からも読み取れます。
未経験歓迎求人の見極め方と応募時の注意点
「未経験歓迎」と記載された求人はフリーターにとって応募しやすい入り口ですが、すべてが良い求人とは限りません。見極めの際には、以下の点を確認することが重要です。
①離職率や平均勤続年数が開示されているか。
②研修体制や入社後フォローの具体的な記述があるか。
③給与の内訳(固定残業代の有無など)が明示されているか。
また、「未経験歓迎」をうたう求人のなかには、慢性的な人手不足を補うために常時募集している企業も混在しており、口コミサイトや企業の公式情報を組み合わせて確認することが不可欠です。応募時には志望動機を企業の事業内容に紐づけて書くことが大切で、「未経験だからどこでもいい」という姿勢は選考で見透かされます。業界・職種を絞ったうえで、企業への関心を具体的に示す姿勢が内定への近道です。
履歴書・職務経歴書でフリーター期間を説明するコツ
履歴書では、フリーター期間のアルバイト歴を職歴として正直に記載することが基本です。「職歴なし」と書くより、アルバイトの勤務先・期間・業務内容を簡潔に記載するほうが、空白を防ぎつつ誠実な印象を与えられます。職務経歴書では、担当した業務の概要だけでなく、「接客業務の月間顧客満足度アンケートで◯位を獲得」「シフトリーダーとして◯人のスタッフをまとめた」など、定量的な実績を盛り込むことが重要です。
アルバイトであっても「量・質・役割」の3点で語れるエピソードがあれば、職務経歴書は十分な説得力を持ちます。また、フリーター期間中に資格を取得した場合や、独学でスキルを磨いた場合は必ず記載しましょう。書類は選考の第一関門であるため、誤字・脱字のチェックはもちろん、読み手が理解しやすいレイアウトを意識することも大切です。
面接でフリーター歴を問われたときの答え方のコツ
面接では高確率で「なぜフリーターを続けていたのですか?」という質問が投げかけられます。この質問に対して、「なんとなく」「決められなかった」といった答えは避けなければなりません。理想的な回答の構成は「①フリーターになった理由(事実)→②その期間に取り組んだこと・得たこと→③今正社員を目指す理由・入社後の意欲」の3段構成です。
たとえば、「就活がうまくいかず飲食店でアルバイトを続けましたが、チームで目標を達成する経験を通じて、組織の中で成長したいという気持ちが強くなりました。御社の◯◯に携わりながら長く貢献したいと考えています」という形で答えると、一貫性と前向きな姿勢が伝わります。反省だけで終わらず、「次の行動へのつながり」まで語り切ることが、採用担当者に好印象を残す最大のポイントです。
大卒フリーターの就職を成功させるためのポイント
就活を進める際には、求人への応募と並行して就職の可能性を高める取り組みも重要です。資格・スキルの習得、専門家のサポート活用、そして行動のタイミングを意識することが、内定獲得の確率を左右します。
就職活動を有利にする資格・スキルの取り方
資格・スキルは、職歴が少ないフリーターの応募書類において、実力と意欲を示す有力な証拠になります。ただし、なんでもよいわけではなく、応募したい業界・職種に直結するものを選ぶことが重要です。たとえば事務職を目指すならMOSや簿記、IT系を目指すならITパスポートや基本情報技術者試験が有効です。
また、資格取得の過程そのものが「フリーター期間に目的を持って行動した証拠」となり、採用担当者に前向きな姿勢を伝える材料になります。短期間で取得できる資格から始め、就活と並行して学習を進めることで、書類選考の段階で他の応募者との差別化が図れます。「資格があれば必ず受かる」というわけではありませんが、準備の姿勢が評価につながることは確かです。
フリーター期間中に取得しておくべきおすすめ資格一覧
フリーター期間中に取得しておくと就活で役立つ資格の例を紹介します。
- 日商簿記検定(2級・3級):経理・事務職全般で評価が高く、業種を問わず応用が利きます。
- MOS(Microsoft Office Specialist):事務職・営業職を目指す際に、PCスキルの裏付けとして有効です。
- ITパスポート・基本情報技術者試験:IT系・事務系の幅広い職種に対応でき、難易度も比較的手ごろです。
- 宅地建物取引士(宅建):不動産営業職への入口として機能し、合格すれば即戦力評価につながります。
- 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級):未経験から介護職に就く場合、取得により採用率が上がります。
重要なのは「取ったこと」より「なぜその資格を選んだか」を説明できることです。資格取得の動機を就職後のキャリアと結びつけて語れると、面接での説得力が高まります。
短期取得が可能な資格と就活での活かし方
就活を急ぎたい方には、比較的短期間で取得できる資格が有効です。ITパスポートは独学で1〜3か月程度の学習期間が目安で、IT業界への転職だけでなく、デジタル化が進む一般企業でも評価されます。日商簿記3級は1〜2か月程度の学習で合格を狙えるレベルであり、事務・経理補助職の応募書類に記載できます。介護職員初任者研修は最短1か月程度のスクール受講で取得でき、資格取得と同時に就職先が決まるケースも多く、即効性の高い選択肢です。
就活での活かし方としては、応募書類への記載はもちろん、「取得に向けて現在学習中」という記載も誠実さと行動力を示す材料になります。ただし、取得予定として記載する場合は、面接時に学習状況を具体的に説明できるよう準備しておく必要があります。
就職エージェント・支援サービスを活用する方法
大卒フリーターの就活では、一人で進めるよりも就職エージェントや支援サービスを積極的に活用することが成功率を高めます。エージェントは求人紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、フリーター期間の説明方法についてもアドバイスを受けられるため、準備の精度が格段に上がります。
特に、既卒・第二新卒・フリーターの就活に特化したサービスは、採用担当者の視点を熟知したうえでサポートしてくれるため、一般的な転職エージェントより実態に即したアドバイスが得られます。ハローワークの「わかものハローワーク」や、厚生労働省が認定する「ジョブカフェ」など、無料で利用できる公的支援機関も積極的に活用しましょう。複数のサービスを掛け持ちして比較検討することで、より自分に合った求人や支援を見つけやすくなります。
行動のタイミングと早期就活が有利な理由
就活において「いつ動くか」は「どう動くか」と同じくらい重要です。前述のとおり、フリーター期間が長くなるほど正社員への就職成功率は下がり、採用担当者からの評価も厳しくなります。「準備が整ってから動こう」という考え方は危険で、準備しながら応募することが現実的な正解です。
また、採用市場には繁閑があり、一般的に春(3〜4月)と秋(9〜10月)が求人数の多い時期です。この時期に合わせて就活をスタートさせることで、選べる求人の幅が広がり、複数社を比較しながら応募先を選ぶ余裕も生まれます。「いつでも動ける」と思っている間に時間は確実に過ぎていきます。迷いがあっても、まず一歩踏み出すことが最大の就活戦略です。
大卒1年以内に就活を始めることで広がる選択肢
大卒後1年以内であれば、企業によっては「既卒者を新卒と同等に扱う」採用方針を取っているケースがあります。厚生労働省の指針では、卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで受け付けるよう企業に求めており、実際にそれに対応している企業も存在します。つまり、卒業後まもない段階であれば、新卒採用枠と中途採用枠の両方を活用できる可能性があるのです。
また、1年以内は採用担当者も「就職活動中」という文脈で理解しやすく、フリーター期間の説明が比較的シンプルで済みます。大卒1年以内というタイミングは、就活において最も選択肢が多い「ゴールデンタイム」であり、このウィンドウを逃さないことが正社員への最短ルートです。
フリーター脱却を先延ばしにするほどリスクが高まる理由
「来月から動こう」「もう少し準備してから」という先延ばしは、就活において最大の敵です。フリーター期間が1か月延びるごとに、採用担当者の目には「なぜこの時期まで動かなかったのか」という疑問が積み重なっていきます。さらに、先延ばしが習慣化すると、就活への心理的ハードルが上がり、動き出すこと自体が困難になるという悪循環に陥るリスクもあります。
収入面でも、フリーターのまま過ごす1年間は、正社員として得られたはずの収入差・ボーナス・社会保険の恩恵を丸ごと失うことを意味します。先延ばしによって失われるのは「時間」だけでなく、収入・キャリア・選択肢のすべてです。不安や迷いがあることは当然ですが、その気持ちを抱えたまま動き始めることが、状況を変える唯一の方法です。
まとめ
大卒フリーターであることは、決して取り返しのつかない状況ではありません。フリーター期間が長くなるほど就職の難易度は上がりますが、正しい準備と早期の行動によって、正社員への道は十分に開かれています。自己分析でフリーター期間を整理し、自分に合った業界・職種を見極めたうえで、一歩踏み出すことが現状を変える最初のきっかけになります。
就職活動に不安を感じている方には、プロのサポートを活用することをおすすめします。DYM就職では、専任のキャリアアドバイザーが求人紹介から書類添削・面接対策まで一貫してサポートしております。フリーター期間のある方の就職実績も豊富です。
あなたの状況に合わせた最適な就活戦略を一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。
