職務経歴書(職歴書)の書き方|初心者でも簡単に書けるコツを例文付きで解説

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監修者 熊谷 直紀
監修者 熊谷 直紀

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熊谷 直紀

監修者熊谷 直紀

横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

転職活動において、職務経歴書は採用担当者があなたのキャリアを判断する最重要書類のひとつです。しかし「何をどう書けばよいかわからない」「履歴書との違いが曖昧」と悩む方は少なくありません。本記事では、職務経歴書の基本的な書き方から、フォーマットの選び方、状況別の対応方法、採用につながるコツまで、例文付きで詳しく解説します。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • 職務経歴書は履歴書と異なりスキルや実績を自由形式でアピールする書類
  • 編年体・逆編年体・キャリア式の3形式を状況に応じて使い分けることが重要
  • 数字を使った具体的な実績記載と読みやすいレイアウトが選考通過の鍵

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職務経歴書(職歴書)とは

職務経歴書は、転職活動において自分のキャリアやスキルを採用担当者にアピールするための重要な書類です。履歴書とは役割や記載内容が異なり、作成形式も自由度が高い点が特徴です。まずは基本的な定義と役割、履歴書との違い、用紙サイズや枚数について確認しておきましょう。

職務経歴書の定義と転職活動における役割

職務経歴書とは、これまで経験してきた業務内容や身につけたスキルを、在籍企業ごと・期間ごとにわかりやすくまとめた書類です。具体的には「どの企業で」「どのような職務を担当し」「どのような成果をあげ」「どのようなスキル・知識を身につけたか」を網羅的に記載します。採用担当者はこの書類を通じて、応募者が自社で活躍できる人材かどうかを判断します。

履歴書のような決められたフォーマットはなく、職務要約・所属企業の概要・職務内容と実績・活かせる経験や知識・自己PRといった項目を自由に構成して作成します。職務経歴書は単なる職歴の羅列ではなく、応募企業に「ぜひ会って話を聞きたい」と思わせるための自分のプレゼン資料であるという意識を持つことが重要です。

履歴書と職務経歴書の記載内容の違い

履歴書は採用担当者が応募者の基本情報を確認するための書類で、氏名・連絡先・年齢・顔写真・学歴・職歴・志望動機などの項目があらかじめ設定されたフォーマットに記載します。一方、職務経歴書は経験してきた職務内容や活かせるスキル・技術を中心に詳しく記載するもので、写真・学歴・住所などは不要です。履歴書の職歴欄は記載スペースが限られるため、職務経歴書で詳細を補足する形が一般的です。

また、志望動機は職務経歴書への記載は必須ではなく、志望度の高い企業への応募時のみ「志望動機書」を別途作成して添付する方法もあります。履歴書が「個人情報をまとめた事務書類」であるのに対し、職務経歴書は「自分の経験・スキルを具体的にアピールするための書類」という点が最大の違いです。

職務経歴書の用紙サイズ・枚数・作成ツール

職務経歴書はA4サイズ2枚程度にまとめるのが一般的です。ただし、経験や実績が豊富な場合は読みやすさを意識したうえで2枚以上になっても問題ありません。逆に内容が薄くなっても1枚で収めようとすると、アピールポイントが伝わりにくくなるため、適切な分量で作成することが大切です。

作成はパソコンが一般的で、WordやExcelを使うことでレイアウトを整えやすくなります。手書きでも問題ありませんが、修正の手間や読みやすさを考えると、パソコンでの作成が効率的です。フォントは明朝体を基本とし、文字サイズは10.5〜12ポイント程度が読みやすい目安となります。余白は上20〜30mm・下15〜30mm・左右15〜20mmを目安に設定し、行間は詰め過ぎず段落ごとに0.5〜1行程度あけると、採用担当者が読みやすいレイアウトになります。

職務経歴書に必要な記載項目と各欄の書き方

職務経歴書には、職務要約・会社概要・職務内容・実績・活かせるスキル・自己PRといった項目が一般的に盛り込まれます。各欄の役割と書き方のポイントを正確に理解することで、採用担当者に伝わりやすい書類を作ることができます。ここでは各項目の書き方を詳しく解説します。

職務要約・略歴欄

職務要約は職務経歴書の冒頭に記載する概要欄で、採用担当者が書類全体を読み込まなくても人物像が伝わるよう、3〜5行(100〜200字程度)で簡潔にまとめます。所属業界・職種・経験年数・主な担当業務を軸に、自分の強みが伝わるよう意識して書くことがポイントです。たとえば「○○業界にて法人営業職として10年の経験を持ち、チームリーダーとして売上拡大に貢献してきました」といった形で記載します。

最初から完成度の高い文章を書こうとすると手が止まりやすいため、まず箇条書きで要素を並べてから文章に整える方法が効果的です。職務経歴を書き終えた後で職務要約を見直すと全体との整合性を取りやすくなります。職務要約は採用担当者が最初に目を通す部分であるため、ここで読み進めてもらえるかどうかが決まる、書類全体の入り口となる重要な項目です。

会社概要・事業内容欄

職務経歴書の会社概要欄には、在籍した企業の名称・事業内容・資本金・売上高・従業員数・株式上場の有無といった情報を記載します。採用担当者が応募者のキャリアを正確に理解するための背景情報となるため、特にあまり知られていない企業に勤務していた場合は丁寧に記載することが重要です。企業の公式サイトの「会社概要」ページを参照して正確に転記しましょう。2社以上の職歴がある場合は、会社ごとにそれぞれ記載します。

会社名は正式名称で書き、在籍期間中に社名変更があった場合は「旧社名:○○」と注記しておくと丁寧です。資本金や売上高が不明な場合でも、企業名と事業内容は必ず記載するようにしましょう。会社概要は職務経歴を説明するための入り口となる重要な情報であり、読み手がどのような環境で働いてきたかをイメージするための土台となります。

職務内容・担当業務欄

職務内容欄には、各企業での配属部署・役職・担当業務の詳細を具体的に記載します。単に業務を羅列するのではなく、「定常業務」「スポット業務・プロジェクト」「使用ツール」を勤務先ごとに整理して書くと読みやすくなります。たとえば「プロジェクトリーダー(3名チーム)としてスケジュール・予算管理・客先折衝を担当」のように、チームの規模や自分の役割を明示することが重要です。部下がいた場合は「課長(課長以下○名)」など、マネジメント範囲も記載するとアピールポイントになります。

また、応募企業への関連性が薄い業務はシンプルにまとめ、アピールしたい業務は詳しく記載するなどメリハリをつけることが大切です。職務内容欄は採用担当者が「募集要件に合致しているか」を最も詳しく確認する項目であり、具体的で読みやすい記載が書類選考通過の鍵となります。

実績・売上実績欄

実績欄には、担当業務を通じて達成した成果を具体的な数字を用いて記載します。数値化することで規模感やイメージが伝わりやすくなり、採用担当者が入社後の活躍をイメージしやすくなります。たとえば「対前年比20%増の売上達成」「生産効率を5%改善しコストを年間○○万円削減」「リーダーとして30名のチームをマネジメントし目標達成率110%」といった形で表現します。

売上や達成率だけでなく、処理件数・対応数・担当範囲の拡大・工数削減なども実績として有効です。数字で表現しにくい場合は「月あたりの対応量が○件から○件に増加」など、改善前後の変化を比較できる形にすると具体性が増します。固有名詞や具体的な数字を使って実績を記載することが、採用担当者に「即戦力として活躍できる人材だ」と感じさせるための最も効果的なアピール方法です。

活かせる経験・スキル・知識欄

この欄には、応募企業で活かせる経験・スキル・知識を具体的に記載します。「Excelは統計関数の使用経験あり」「英語でのプレゼンテーション対応が可能」「○○ソフトを使った業務管理の経験3年」といった、業務に直結する内容を箇条書きで整理して記載するのが効果的です。ITエンジニアなど専門性の高い職種では、使用言語・フレームワーク・開発環境などの技術スキルを詳細に記載することで、採用担当者がスキルレベルをより正確に把握できます。保有資格も取得年月とあわせて記載し、勉強中のスキルも積極的に書くと意欲のアピールにつながります。

語学スキルはTOEICなどの検定名とスコア(有効期限内)を明記し、検定を受けていない場合は「ビジネス英会話レベル」のようにスキルレベルで表現することも可能です。応募先での活躍イメージが伝わるよう、職種・業務内容に関連性の高いスキルを優先して記載することが重要です。

特記事項・自己PR欄

自己PR欄には、自分の強みやこだわりによって得た成果をまとめ、応募企業が求める人材要件との接点を意識して記載します。アピールポイントは2〜3個程度に絞り、それぞれ3〜5行程度で読みやすくまとめることが基本です。気持ちや姿勢の表明だけでなく、成果や変化につながった具体的な行動を中心に書くことが説得力を高めます。たとえば「営業チームの情報共有フローを見直した結果、商談成功率が15%向上した」のように、行動と結果をセットで示すと採用担当者の印象に残りやすくなります。

職務経歴書の自己PRを先に仕上げ、それを短くまとめて履歴書に記載すると、両書類の一貫性を保ちやすくなります。自己PRは「この人に会ってみたい」と採用担当者に思わせる最後のアピールの場であるため、応募企業の採用要件に合わせた内容にカスタマイズすることが重要です。

職務経歴書の3つのフォーマット形式と選び方

職務経歴書には決まったフォーマットがなく、編年体式・逆編年体式・キャリア式の3種類から自分のキャリアやアピールしたい内容に合ったものを選ぶことが大切です。形式の選び方を間違えると、伝えたい強みが伝わりにくくなることもあります。それぞれの特徴を理解して最適な形式を選びましょう。

編年体式フォーマットの特徴と向いているケース

編年体式は、これまでの経験を過去から現在へと時系列で記載していく最もスタンダードなフォーマットです。所属企業や部署・業務内容を入社順に並べていくため、キャリアの積み重ねやステップアップの流れが採用担当者に伝わりやすくなります。履歴書も同様に時系列で職歴を記載するため、履歴書と照らし合わせながら確認できるという利点もあります。営業職・経理・人事などの管理系職種や、部署異動や職位の変化によって業務内容が段階的に変わってきた方に特に向いている形式です。

ただし、転職や異動の回数が多い場合は見出しや重複記述が増えてしまい、ポイントが伝わりにくくなることがあります。「初めての転職で社会人経験が浅い」「転職・異動の回数が少ない」方は、編年体式がキャリアを最もわかりやすく伝えられる形式として最適です。

逆編年体式フォーマットの特徴と向いているケース

逆編年体式は、編年体式とは反対に直近の職歴から過去へさかのぼって記載していく形式です。採用担当者が最も関心を持つ直近のキャリアを書類の冒頭に配置できるため、現職での実績や経験が応募職種と関連性が高い場合に特に効果的にアピールできます。汎用性が高く、あらゆる職種で活用可能な形式で、海外でも一般的に使われているため外資系企業への応募にも適しています。現職でマネジメント職など重要な仕事を任されている方や、直近の経験が応募先の業界・職種と一致している方におすすめです。

ただし、過去の経歴から積み上げてきたキャリアの流れを伝えたい場合は、編年体式の方が伝わりやすくなることもあります。「直近の実績を最優先でアピールしたい」「応募職種と現在の職種が同じ」という方には、逆編年体式が最も効果的な選択肢となります。

キャリア式(キャリア形式)フォーマットの特徴と向いているケース

キャリア式は、職務経験を時系列ではなく職務内容・プロジェクト・専門分野ごとにまとめる形式です。どのような経験を積んできたか・どのようなスキルを持っているかが明確に伝わりやすく、強みをダイレクトにアピールできる点が最大のメリットです。ITエンジニアやコンサルタントなど専門性の高い職種や、プロジェクト単位で業務を進めてきた方に特に向いています。

また、転職回数が多くさまざまな経験を積んできた方や、キャリアチェンジの経験がある方にも有効な形式です。一方で、履歴書と照合しないと時系列の経緯がわかりにくいというデメリットもあるため、冒頭部分に時系列の職歴年表を簡潔に記載しておくと読み手の理解を助けます。キャリア式は「職歴を時系列で並べるより、専門スキルや実績を前面に出したい」方に最適なフォーマットです。

フォーマット・テンプレートの入手方法

職務経歴書のフォーマット・テンプレートは、WordやExcel形式でインターネットから無料でダウンロードできます。転職サービス各社(リクルートダイレクトスカウト・パソナキャリア・エン転職・求人ボックスなど)が編年体式・逆編年体式・キャリア式の3種類を職種別・見本入り・見本なしで提供しており、自分のキャリアや志望職種に合わせて選択できます。市販の職務経歴書用紙を使用することも可能で、書式は自由なため既製品でも問題ありません。

手書きで作成する場合はA4サイズの無地または罫線入り用紙を使用し、鉛筆での下書き後に黒のボールペンや万年筆で清書するのが一般的です。転職エージェントを利用している場合はキャリアアドバイザーに相談すると、職種や状況に合ったテンプレートや書き方のアドバイスが得られます。テンプレートはあくまでも出発点であり、自分のキャリアや応募先の要件に合わせて内容をカスタマイズすることが書類選考通過への近道です。

状況・ケース別の職務経歴書の書き方

転職回数が多い場合・未経験転職・雇用形態の違い・職歴が少ない場合など、状況によって職務経歴書の書き方は変わります。自分の状況に合った書き方を選ぶことで、採用担当者に好印象を与えることができます。ここでは主なケース別の書き方のポイントを解説します。

転職回数が多い場合(2社・3社以上)の書き方

転職回数が多い場合でも、職歴は省略せずにすべて記載することが原則です。万が一省略しているのが発覚すると経歴詐称を疑われ、内定取り消しや解雇につながる可能性があります。転職回数が多い場合に特に有効なのがキャリア式のフォーマットで、職務内容や専門分野ごとにまとめることで「キャリアの一貫性」や「専門スキルの高さ」をアピールできます。

また、職務要約欄で転職を通じてどのようにキャリアを積み上げてきたかを簡潔に示し、各転職の理由や目的をポジティブに伝えられるよう工夫することが重要です。たとえば「より大規模なプロジェクトでスキルを磨くため」「専門性を深めるためにより専門特化した環境へ移った」など、キャリアアップの軌跡として前向きに説明します。転職回数の多さをネガティブに捉えさせないためには、各転職が「キャリアの積み上げ」であることを一貫したストーリーで伝えることが最重要のポイントです。

未経験・異業種転職の場合の書き方

未経験・異業種への転職を目指す場合、前職の経験を「どの職場でも共通して活かせるスキル」として言い換えることが重要です。たとえば販売職での接客経験は「コミュニケーション能力・顧客対応力」として、在庫管理経験は「数字の管理・正確性への意識」としてアピールできます。自己PR欄では、異業種でも通用するマネジメント能力・調整力・行動力といった汎用スキルを前面に出し、応募職種への意欲の高さを伝えることが大切です。

また、転職に向けて取得した資格や勉強中のスキルを積極的に記載することで、即戦力として活躍する意欲を示すことができます。職務要約では前職の経験を否定的に書くのではなく「○○の経験を通じて○○のスキルを身につけ、それを応募職種で活かしたい」という流れで記載するのが効果的でしょう。未経験転職の職務経歴書では「過去の経験の何が応募先で再現できるか」を具体的に言語化することが、書類選考突破の最大のポイントになります。

正社員・契約社員・再就職など雇用形態別の書き方

雇用形態によって職務経歴書の書き方にはいくつかの注意点があります。正社員以外の雇用形態(契約社員・派遣社員など)での職歴を記載する場合は、雇用形態を正直に明記したうえで担当業務・実績・習得スキルを詳しく書くことが重要です。雇用形態を曖昧にしたり正社員であるかのように書いたりすると誤解を招く可能性があるため注意が必要です。在職中に転職活動をしている場合は、現職の職歴の末尾に「現在に至る」と記載します。

休職期間がある場合も含めて職歴を正確に記載することが求められ、空白期間があればその理由を履歴書または職務経歴書の備考欄に簡潔に添えておくとよいでしょう。部署異動・出向・転籍があった場合も省略せず、「○○支社に異動」「株式会社○○に出向」「○○株式会社に転籍」と明記します。雇用形態にかかわらず経験した業務の実績やスキルを正確かつ具体的に記載することが、採用担当者からの信頼を得るうえで最も重要です。

新卒・既卒で職務経験が少ない場合の書き方

職務経験が少ない新卒・既卒の場合は、アルバイトやインターンシップの経験も職務経歴として記載することができます。ただし、アルバイトと正社員が混在する場合は雇用形態を必ず明記し、正社員として勤務していたかのような書き方は避けましょう。職務経歴が少ない分、自己PR欄や活かせる経験・スキル欄を充実させることが重要です。勉強中の資格・語学・ITスキルなども積極記的に載し、成長意欲をアピールします。部活動・ゼミ・ボランティアなどの経験もビジネスに活かせる観点から整理して記載できます。

職務要約はシンプルに「○○のアルバイト経験を通じて○○スキルを習得し、貴社で○○に挑戦したい」程度の内容にとどめ、無理に長くまとめようとしないことが大切です。職歴が少ない場合こそ、学習意欲・対応力・ポテンシャルをアピールする内容で書類を構成することが、採用担当者の「会ってみたい」という気持ちにつながります。

採用される職務経歴書を書くためのコツと注意点

書類選考を通過するためには、内容の充実だけでなく、採用担当者が読みやすい構成・レイアウト・表現を意識することが大切です。採用担当者がチェックしているポイントを理解し、よくある禁止事項も押さえておくことで、完成度の高い職務経歴書を作ることができます。

採用担当者が職務経歴書でチェックしているポイント

採用担当者が職務経歴書で主にチェックしているのは「経験・スキルが募集要件に合致しているか」と「読みやすくまとめられているか」の2点です。前者については、応募者が経験してきた業務内容やレベル感が募集要件と合致しているかを確認し、入社後の活躍イメージが湧くかどうかを見ています。実績は固有名詞や具体的な数字を使って記載することで、採用担当者がスキルレベルをより正確に判断できるようになります。後者については、採用担当者は限られた時間の中で多数の書類選考を行うため、読み込みにくい書類はじっくり確認してもらえないリスクがあります。

見出しや箇条書きを活用して簡潔にまとめることや、社内用語・専門用語の多用を避けることも重要です。採用担当者の視点に立ち「この人は自社で活躍できるか」という問いに答える形で職務経歴書を構成することが、書類選考通過率を高める最も効果的なアプローチです。

見やすいレイアウトと読みやすい文章にするコツ

職務経歴書のレイアウトを整えるための基本は、日付・氏名・各項目の見出し・本文の配置を統一することです。パソコンで作成する場合はすべて同一フォントで揃えると統一感が生まれ、強調したい箇所は太字にするか一回り大きなフォントサイズにすると視認性が向上します。文章と箇条書きを使い分け、売上実績・参加プロジェクト・使用ツールなど複数の項目を伝えたい場合は箇条書きでシンプルにまとめると読みやすくなります。

また、職務経歴書は作成後に必ず印刷して確認することが重要です。面接では応募先で印刷される場合が多いため、実際にプリントアウトして行間・フォント・余白のバランスを目視で確認しましょう。文章は敬体(です・ます)か常体(だ・である)のどちらかに統一し、混在させることは避けます。読みやすいレイアウトと文章は、採用担当者に「丁寧に仕事に取り組む人物」という好印象を与える重要な要素です。

職務経歴書を書くうえでの基本ルールと禁止事項

職務経歴書を書くうえで守るべき基本ルールとして、まず日付は提出日を記載することが挙げられます。日付が古いまま提出すると書類作成への意識の低さを印象づける可能性があります。西暦と和暦の表記は書類全体で統一し、職歴内の在籍期間も同様の表記で揃えましょう。会社名は正式名称を使用し、「(株)」などの略称は避けます。記載内容に嘘を書くことは厳禁で、役職・在籍期間・資格・実績の誇張や虚偽は経歴詐称にあたり、内定取り消しや解雇につながるリスクがあります。

また、わかりにくい社内用語や採用担当者にはなじみの薄い専門用語の多用も避けましょう。在職中の転職活動では、現在の職場の機密情報や取引先名を不用意に記載することも避けるべきです。職務経歴書の内容について面接で深掘りされた際に明確に答えられるかどうかを事前に確認しておくことが、信頼性の高い書類を作るうえでの重要な基準となります。

提出前に確認すべきチェックリスト

職務経歴書を提出する前には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

  • 記入日の日付が提出日になっているか
  • 誤字脱字や書き間違いがないか
  • 在籍期間(入社・退職年月)に誤りがないか
  • 資格は正式名称で記載されているか
  • 取得年月に誤りがないか
  • TOEICなど語学試験のスコアは有効期間(試験日より2年間)が過ぎていないか
  • 履歴書の在籍期間・資格名・自己PRの内容と職務経歴書の記載にズレがないか
  • 見出しや余白など見やすいレイアウトになっているか
  • 社内用語や専門用語が多用されていないか
  • 応募企業や職種に合った内容になっているか

提出前のチェックを徹底することは、採用担当者に「丁寧で正確な仕事をする人物」という印象を与える最後のアピールの機会です。

無料で使える職務経歴書テンプレート・見本のダウンロード方法

職務経歴書のテンプレートはWordやExcel形式で無料ダウンロードできるものが多く、転職サービス各社が職種別・形式別に提供しています。どのツールやフォーマットを選ぶかによって作成のしやすさが変わります。ここではWordとExcelの使い分けや、手書き用用紙の入手方法について解説します。

WordテンプレートとExcelテンプレートの違いと使い分け方

WordテンプレートとExcelテンプレートはそれぞれ特徴が異なります。Wordは文章の入力や編集がしやすく、長文の職務内容・自己PRなどを記載する際にレイアウトを整えやすい点が特徴です。フォント・見出し・余白の設定も直感的に操作できるため、初めて職務経歴書を作成する方にはWordが使いやすいでしょう。一方、Excelはセルを使った表形式でのレイアウト管理がしやすく、職務内容を項目ごとにきれいに整理したい場合や、表を活用して実績データを見やすくまとめたい場合に適しています。

どちらで作成した場合も、メールで提出する際はPDFに変換してからファイルを送付することが推奨されます。PDFに変換することでレイアウトが崩れずに相手側で表示・印刷できるようになります。WordとExcelのどちらを選ぶかは好みや操作の慣れで問題ありませんが、提出時はPDF変換を必ず行うことが大前提のルールです。

手書きで職務経歴書を作成する場合の用紙とダウンロード先

職務経歴書は手書きでの作成も問題ありません。ただし、文章量が多くなりやすいため修正が難しく、誤字脱字があった場合に書き直しの手間が生じます。そのため、特に応募先から手書きの指定がない限りはパソコンでの作成が一般的です。手書きで作成する場合は、A4サイズの無地または罫線入り用紙を使用します。罫線入りの専用用紙は文房具店や市販の転職用書類セットで購入可能で、インターネットからA4サイズの手書き用テンプレートを無料ダウンロードして印刷して使うことも一般的です。

記入は黒のボールペンまたは万年筆を使用し、修正液は使用しないことが基本ルールです。鉛筆で下書きをしてから清書すると、レイアウトのバランスを整えやすくなります。手書きで作成する場合も、読みやすさと正確さへの配慮は同様に重要であり、丁寧な文字と整ったレイアウトを意識して作成することが大切です。

【職種・状況別】職務経歴書の例文・記入例サンプル

職務経歴書のアピール内容は職種によって異なります。採用担当者が職種ごとに注目するポイントを理解したうえで、自分の強みを効果的に伝える書き方を意識することが重要です。ここでは主要な職種・状況別の書き方のポイントと例文を解説します。

営業職の職務経歴書の書き方例文

営業職の職務経歴書では、売上実績・達成率・担当顧客数など数値化された成果を具体的に記載することが最も重要です。採用担当者は「どれだけの規模の営業活動をしてきたか」「どのような手法で成果を上げてきたか」を職務経歴書から読み取ろうとしています。職務内容欄には、担当エリア・顧客層(法人/個人)・商材・月間訪問件数・平均商談数などを記載し、実績欄には「担当顧客50社、年間売上○○万円達成(対前年比120%)」「100名中売上2位を達成」といった形で数字と順位を具体的に示します。

自己PR欄では、目標達成に向けた行動力・顧客との信頼関係構築力・情報収集力などを、エピソードと結びつけて記載するとより説得力が増します。マネジメント経験がある場合は「チームリーダーとして5名をマネジメントし、チーム全体の売上を前年比130%に拡大」のように、チーム規模と成果を合わせて記載しましょう。営業職の職務経歴書では「売上○○円」「達成率○%」「顧客数○社」といった具体的な数字を盛り込むことが、採用担当者に即戦力としての実力を証明するための核心です。

事務・バックオフィス職の職務経歴書の書き方例文

事務・バックオフィス職の職務経歴書では、担当業務の範囲・処理件数・使用ツール・習得スキルを具体的に記載することが重要です。採用担当者は「どのような業務をどの程度の規模で処理してきたか」「どのようなスキルを持っているか」に注目しています。職務内容欄には、書類作成・データ入力・電話応対・スケジュール管理・経費精算などの業務と、使用したソフトウェア(Excel・Word・会計ソフトなど)の操作レベルを記載しましょう。たとえば「Excelのピボットテーブル・VLOOKUP関数を使用した月次データ集計業務を担当(月間処理件数○件)」のように、ツールと業務量を合わせて示すと具体性が増します。

実績としては直接的な売上数字は出しにくいため、「業務フローを見直し処理時間を月○時間削減」「ミス率をゼロにするチェック体制を構築」など、改善・効率化の観点から成果を示すと効果的です。事務・バックオフィス職では、正確性・効率化・幅広い業務対応力をエピソードと数字で示すことが採用担当者の評価につながります。

ITエンジニア・Web系職種の職務経歴書の書き方例文

ITエンジニア・Web系職種の職務経歴書では、使用言語・フレームワーク・開発環境・担当工程を詳細に記載することが特に重要です。採用担当者はスキルの有無だけでなく、経験年数・担当したプロジェクトの規模・自分が果たした役割を確認します。活かせるスキル欄では「Python(実務経験3年)・Java(実務経験5年)・AWS(構築・運用経験あり)」のように言語・ツールごとの習熟度と経験年数を明示しましょう。

職務内容欄ではプロジェクトごとに「期間・チーム規模・担当工程(要件定義〜テストなど)・使用技術スタック」を記載します。実績としては「○○システムのリリースによりユーザー数が○%増加」「○○の改善により処理時間を○%短縮」などシステムへの貢献を具体的に示すことが効果的です。保有資格(基本情報技術者・応用情報技術者・AWSなど)も取得年月とあわせて記載します。ITエンジニア・Web系職種では、技術スキルの具体的な列挙と担当プロジェクトの規模・成果を組み合わせて記載することが、採用担当者に実力を正確に伝えるための核心です。

管理職・リーダー経験がある場合の職務経歴書の書き方例文

管理職・リーダー経験がある場合は、マネジメントの範囲・手法・成果を具体的に記載することが重要です。採用担当者は「どの程度の規模の組織を、どのようにマネジメントし、どのような成果を上げてきたか」を職務経歴書から判断します。職務内容欄には「部長として20名の部署を統括し、採用・育成・予算管理・目標設定・評価を担当」のように管理の範囲を明示します。実績欄では「担当部署の売上を2年間で150%に拡大」「離職率を前年の15%から5%に改善」「新人育成プログラムを導入し3カ月での戦力化を実現」など、組織への貢献を数値で示します。

自己PR欄では個人の業績だけでなく、チームの成果を引き出すためのリーダーシップ・コーチング・目標設定の手法などをエピソードとともに記載すると説得力が増します。管理職・リーダー経験者の職務経歴書では「自分がチームをどう動かし、組織全体としてどのような成果を出したか」を具体的な数字とエピソードで示すことが最大のアピールポイントです。

まとめ

職務経歴書は、これまでのキャリアやスキルを採用担当者に伝えるための重要な書類です。フォーマットの選び方から各項目の書き方、提出前のチェックまで、本記事で解説したポイントを押さえることで、書類選考の通過率を大きく高めることができます。ぜひ本記事を参考に、自分の強みが伝わる職務経歴書を作成してみてください。

転職活動の進め方や職務経歴書の書き方に不安を感じている方には、DYM就職がおすすめです。経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの強みを引き出しながら、希望条件に合った転職先をご提案します。未経験からの転職も手厚くサポートしていますので、新しいキャリアへの一歩を踏み出したい方はぜひお気軽にご相談ください。

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