仕事を辞めたいと思ったら?会社を辞めるタイミングや転職の進め方を解説

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監修者 熊谷 直紀
監修者 熊谷 直紀

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熊谷 直紀

監修者熊谷 直紀

横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

「会社を辞めたい」と感じながらも、なかなか踏み出せずにいる方は少なくありません。退職や転職を考えるとき、タイミングの見極めや手続きの進め方がわからず、不安を抱えたまま悩み続けてしまうことがあります。本記事では、仕事を辞めたいと思ったときの判断基準から、退職の手順、転職活動の進め方までをわかりやすく解説します。

<この記事で紹介する5つのポイント>

  • 「「辞めたい」気持ちが一時的なものか本質的な問題かを見極めることが、退職判断の第一歩。
  • 退職を決めたら、生活費の確保や社会保険の切り替えなど、事前の準備が焦りのない転職活動につながる。
  • 精神的に限界を感じている場合は、相談窓口や退職代行サービスなど、状況に応じた手段を活用することが大切。
  • 勤続年数や年齢によって最適な辞め時の考え方は異なるため、自分の状況に合わせた判断が求められる。
  • 転職エージェントを活用することで、非公開求人へのアクセスや年収交渉など、ひとりでは難しいサポートを受けられる。

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会社をやめたい・仕事を辞めたいと感じる主な理由

仕事に強いストレスを感じている人の割合は、厚生労働省の調査によると8割以上にのぼります。「会社を辞めたい」と感じること自体は珍しいことではなく、多くの働く人が抱える悩みのひとつです。その理由は、仕事内容や人間関係、待遇など人によってさまざまですが、まずは自分がどの理由に当てはまるかを整理することが、次に進む第一歩になります。

仕事内容・職場環境が自分に合わないストレス

入社前に聞いていた仕事内容と実際の業務が異なっていたり、自分の得意でない分野を担当することになったりすると、日々の業務がストレスになっていきます。

社内異動後に同様の状況に陥るケースも少なくありません。また、事前の説明通りであっても、実際に取り組んでみて「自分には合わない」と気づくことがあります。さらに、単純作業しか任されないなど成長を感じられない環境も、モチベーションの低下を招きます。

職場の雰囲気が自分の価値観と合わない場合も、仕事のつらさに直結します。体育会系の上下関係を強要されたり、反対に打ち解けた雰囲気がまったくなかったりと、職場環境のミスマッチは離職意欲を高める大きな要因となっています。

人間関係のトラブルや職場の雰囲気の悪さ

職場の人間関係は自分でコントロールできないものであり、とくに若手社員にとって早期離職の大きな理由となっています。

相性の悪い上司や同僚と毎日顔を合わせることは、精神的な負担になりやすいです。面倒な業務・ミスの責任を押し付けてくる同僚や、高圧的な態度をとり続ける上司の存在は、職場に行くこと自体が苦痛になる原因となります。

なかでもパワーハラスメントは深刻で、職場の優位性を背景にした業務の範囲を超えた言動は、当事者に大きなダメージを与えます。また、取引先からの無理難題や顧客からの理不尽なクレームが続く環境も、心身を消耗させる要因のひとつです。

やる気が出ない・モチベーションが上がらない状態の継続

努力しても正当に評価されないと感じると、仕事へのやりがいを見いだせなくなり、モチベーションは次第に下がっていきます。

新しい業務に挑戦して成果を出しても評価に反映されなかったり、上司からのフィードバックが曖昧で評価基準が不透明だったりすると、自分の頑張りが認められていないという感覚が積み重なっていきます。また、会社の将来性に疑問を持ち始めると、「ここで努力を続けることに意味があるのか」と感じ、仕事への意欲を保ちにくくなります。技術革新の速度についていけていない会社や、業界全体が停滞している環境では、キャリアの見通しが立ちにくく、やる気を維持するのが難しくなっていくのです。

仕事量の多さ・きつさ・待遇への不満

残業が当たり前となっている職場環境や、仕事量に見合わない給与は、働く意欲を大きく損ないます。

タスクが過多で数値目標が高すぎる、残業が常態化しているといった状況は、心身への負担となります。給与の不満も退職を考える大きなきっかけです。同じ職場で仕事量の差があるにもかかわらず給与が変わらない状況や、世間と比べて低い給与水準は、会社への不信感につながります。

近年はインフレや円安による物価高騰が続いており、給与が上がらなければ実質的には収入が下がっているとも言える状況です。加えて、有給休暇が取得しにくい雰囲気や、IT環境の整備が進まないままアナログ作業を強いられる職場環境も、働くことへの意欲をそいでいきます。

会社の方針や理不尽な扱いへの不信感

会社の目指す方向性に疑問を感じたり、社員の意見が一切反映されない風通しの悪さが続いたりすると、会社への信頼感は徐々に失われていきます。

入社後に実際の業務を通じて、自社の将来性のなさや業界全体の停滞に気づくことがあります。トップダウンで物事が決まり、社員が意見を述べる機会がない保守的な企業文化も、離職意欲を高める一因です。

また、努力や実績が評価される仕組みが整っておらず、理不尽な扱いを受け続けると「自分の価値がここでは正しく認められない」と感じるようになります。このような不信感が積み重なることで、「この会社にいても自分の成長は望めない」と判断し、転職を考え始める方が多くいます。

仕事を辞めるべきかどうかの判断基準

「会社を辞めたい」という気持ちが生まれたとき、その感情が一時的なものか、それとも本質的な問題から来ているのかを冷静に見極めることが重要です。勢いで退職してしまうと、後悔につながるリスクがあります。辞めるべきかどうかを判断するためには、いくつかの視点から自分の状況を整理することが大切です。

今の「辞めたい」気持ちが一時的なものかを見極める視点

仕事上の大きなミスや繁忙期、同僚との一時的な対立など、状況が変われば解消される悩みであれば、すぐに退職を決断する必要はありません。

入社したばかりの時期も同様で、新しい環境に慣れていないことによるストレスは、時間とともに和らぐことが多いです。「仕事がつまらない」「うまくコミュニケーションが取れない」といった理由だけで辞めようとしている場合は、もう少し様子を見ることが大切です。

一方で、一時的なトラブルを乗り越えることで大きく成長できるケースもあります。感情的にならず、「今の辞めたい気持ちはいつ頃から続いているか」「状況が変われば解消されるものか」を自問することで、気持ちの根本にある原因が見えやすくなります。

辞めた方がよいサインと、続けた方がよいサインの違い

入社前に提示された条件と実際の条件が大きく異なっていたり、心身に支障をきたすほどの状況が続いていたりする場合は、早めに退職を検討すべきサインです。

一方、続けた方がよいサインとしては、一時的な繁忙やトラブルが原因で辞めたいと感じているケース、短期間での転職を繰り返している状況、当面の生活費が確保できていない状態などが挙げられます。また、入社間もない時期に「仕事が向いていないかもしれない」と感じることは多くの人に共通しており、環境に慣れることで改善する可能性があります。辞めた方がよいかどうかは、その状況が自分の力では改善できないものかどうかを軸に判断することが有効です。

辞めるか迷ったときに自分に問いかけるべき問い

「今の不満は自分で改善できるものか、それとも会社の仕組み上どうにもならないものか」を問いかけることが、判断の大きな手がかりになります。

たとえば、業務内容への不満であれば、上司への提案や部署異動の相談によって改善できる可能性があります。一方、評価制度や給与水準、企業文化の根本的な問題は、個人の努力では変えにくいものです。また、「今の職場を離れた先に、自分がやりたいことや目指したいキャリアがあるか」という前向きな問いも重要です。

「今が嫌だから逃げたい」というネガティブな動機だけでなく、「こういう仕事がしたい」というポジティブな理由が見つかると、転職の判断に説得力が生まれます。

辞めどきを見極めるために整理すべきこと

辞めどきを判断するには、自分の残業時間や給与水準を数字で可視化し、客観的な基準と照らし合わせることが有効です。

たとえば、時間外労働が法律で定められた上限を超えているかどうかを確認することで、「辞めたい理由」に客観的な根拠が生まれます。給与については、業界水準と自分の年収を比較してみましょう。また、今後の生活設計も整理すべき重要な要素です。

退職後に転職先が決まっていない場合を想定し、当面の生活費が確保できているかを確認することが求められます。感情だけで判断するのではなく、こうした具体的な情報を整理した上で、冷静に辞めどきを見極めることが大切です。

会社を辞めたいけど辞められない理由と対処法

「辞めたい」という気持ちがあっても、実際に行動に移せない理由は人それぞれです。お金の不安や転職先が決まっていないこと、入社間もない時期の罪悪感など、さまざまな心理的・現実的なハードルが踏み出す足を止めています。それぞれの状況に応じた考え方を整理することで、前向きな判断につながりやすくなります。

お金がない・生活への不安がある場合の考え方

退職後の生活費として、最低でも半年分を確保してから辞めることが、焦りのない転職活動につながります。

次の仕事がすぐに見つかるとは限らないため、当面の生活費を準備しておくことは不可欠です。生活費に余裕がない状態で転職活動を進めると、焦りから労働条件に妥協してしまい、結果として再び「辞めたい」と思う職場に就いてしまうリスクがあります。

また、退職後は会社の社会保険から国民健康保険などへの切り替えも必要になるため、手続きにかかる時間や費用も事前に確認しておきましょう。雇用保険に加入していた場合は、失業手当(基本手当)を受け取れる可能性があるため、ハローワークでの手続き内容についても退職前に把握しておくと安心です。

転職先が決まっていない不安を和らげる方法

転職先が決まる前から情報収集を始めることで、選択肢の幅が広がり、焦らず進められるようになります。

理想の職場に出会うためには、できるだけ多くの求人情報に触れることが大切です。業務内容や給与・福利厚生といった基本情報に加え、業界の将来性や職場の雰囲気なども確認しておくとよいでしょう。転職エージェントを活用することも有効な方法です。

一般には公開されていない求人情報も取り扱っており、自分のスキルや希望条件に合った企業を提案してもらえます。在職中から転職活動を進めることで、収入を確保しながら次のステップを検討できるため、精神的な安定を保ちやすくなります。

入ったばかりで辞めることへの罪悪感の整理の仕方

入社直後に感じる「辞めたい」気持ちは、新しい環境への不慣れから来ている場合も多く、すぐに結論を出さずに少し様子を見ることが大切です。

一方で、入社前に提示された条件と実際の条件が大きく異なる場合や、心身に支障をきたすほどの状況が続いている場合は、在籍期間の短さにかかわらず退職を検討すべきケースもあります。「入ったばかりなのに辞めるのは申し訳ない」という罪悪感は自然な感情ですが、無理に続けた結果として短期間での転職を繰り返すことになれば、キャリア上のリスクはむしろ大きくなります。自分の状況が一時的なものかどうかを冷静に判断し、感情と事実を切り分けて考えることが罪悪感を整理する第一歩になります。

辞めたいけど辞めたくないと感じる心理の背景

「辞めたいけど辞めたくない」という揺れる気持ちの背景には、変化への不安と現状維持の安心感が混在しています。

今の職場に不満はあっても、慣れ親しんだ環境や人間関係を手放すことへの怖さは誰にでもあります。また、転職後にもっと辛い状況になるかもしれないという不安が、踏み出す力を弱めることもあります。さらに、感情に任せて辞めてしまうと退職のハードルが下がり、「辞めグセ」がついてしまう可能性を自分でも感じているケースもあります。こうした複雑な心理は、辞めることへの慎重さの表れでもあります。まずは「辞めたい理由」と「辞めたくない理由」をそれぞれ書き出し、自分の気持ちを整理することから始めてみましょう。

会社をやめたいときの適切なタイミングの選び方

「辞めたい」という気持ちが固まったとしても、辞めるタイミングや転職活動の進め方を誤ると、その後のキャリアや生活に影響が出ることがあります。在職中に動き始めるか、離職後に集中して活動するかの判断をはじめ、勤続年数や年齢によっても最適な考え方は異なります。自分の状況を整理しながら、後悔のないタイミングを見極めていきましょう。

在職中と離職後、どちらで転職活動を始めるかの判断軸

当面の生活費が確保できていない場合は、在職中に転職活動を進めることが基本的な判断軸になります。

離職後に転職活動を行うと、収入がない状態での活動になるため、焦りが生じやすくなります。その結果、条件面に妥協して転職先を選んでしまうリスクがあります。一方、精神的・肉体的に限界を感じており、在職しながら活動を続けることが困難な場合は、退職を先行させるという判断もあります。

その際は、退職後の生活費として最低半年分を確保しておくことが求められます。また、在職中から転職エージェントへの相談や求人情報の収集を始めておくことで、離職後に焦らず動ける準備が整います。

年齢・勤続年数ごとに異なる辞め時の考え方

勤続年数や置かれている状況によって、退職・転職の判断基準や優先すべき行動は異なります。

入社間もない時期は環境への不慣れから「辞めたい」と感じやすく、一方でキャリアの中盤以降は積み上げてきた経験やスキルをどう活かすかが重要になってきます。自分がどの段階にいるかを踏まえた上で、辞め時を考えることが大切です。以下では、勤続年数ごとの考え方をそれぞれ解説します。

入社1年未満・入ったばかりで辞めたい場合

入社直後は新しい環境に慣れていないことによるストレスが大きく、仕事に慣れてくることで気持ちに変化が生まれる可能性があります。

「仕事がつまらない」「うまくなじめない」といった理由であれば、すぐに結論を出さずに少し様子を見ることが大切です。ただし、入社前に提示された条件と実際の条件が大きく異なる場合や、心身に支障をきたすほどの状況が続く場合は、在籍期間にかかわらず退職を検討すべきケースもあります。感情と事実を切り分け、今の状況が時間とともに改善できるものかどうかを冷静に見極めることが、判断の第一歩となります。

3〜5年目・勤続中盤で辞めたい場合

3〜5年目は、業務への習熟度が高まる一方で、評価や将来のキャリアへの疑問が生じやすい時期でもあります。

この時期に「正当に評価されていない」「成長の見込みがない」と感じ始める方は少なくありません。一方で、これまでに積み上げた経験やスキルは転職市場でも評価されやすい段階です。転職を考える場合は、今の職場では改善できない問題かどうかを整理した上で、自分が納得できる業務や環境をイメージしてから動き始めることが、ミスマッチを防ぐことにつながります。キャリアの方向性を定めた上で転職活動を進めることが重要です。

7〜9年目以降で辞めたい場合

勤続7〜9年目以降は、これまでの経験・スキルを軸に転職先での活躍を期待されやすく、同業他社への転職では年収アップも見込める時期です。

一方で、異業種や未経験の職種へのキャリアチェンジを選んだ場合は、ポテンシャル採用になるため年収が下がるケースがほとんどです。その点を踏まえ、どこまでの年収ダウンなら妥協できるかを事前に考えておく必要があります。

また、この時期に転職を検討する際は、転職理由を明確にしておくことが重要です。面接では「なぜこのタイミングで転職するのか」を具体的に問われることが多いため、説得力のある回答を準備しておきましょう。

仕事を辞めるベストなタイミングを判断するポイント

転職先の目途が立ってから退職の意向を伝えることが、リスクを最小限に抑えた辞め時の基本的な考え方です。

退職の意向は、引継ぎや挨拶などを考慮すると退職希望日の1ヶ月前には伝えるのが一般的です。有給休暇が残っている場合は、退職前に消化することも検討しましょう。また、自分の残業時間や給与水準を数字で把握し、法律や業界水準と照らし合わせることで、「辞めるべき状況かどうか」に客観的な根拠が生まれます。感情だけでなく、こうした具体的な情報を整理した上でタイミングを判断することが、後悔のない退職につながります。

精神的に限界・今すぐ会社を辞めたい場合の対処法

心身に不調をきたすほど精神的に追い詰められている場合は、通常の転職判断とは異なる対応が求められます。まずは自分の状態を正確に把握し、無理をし続けることなく適切な行動をとることが大切です。相談窓口の活用や即日退職の手続き、退職代行サービスの利用など、状況に応じた選択肢を知っておくことが助けになります。

精神的に追い詰められているときにまずすべきこと

精神的に限界を感じているときは、勢いで退職を決断する前に、まず自分の状態を冷静に整理し、適切な対処をとることが重要です。

出勤が非常につらい場合でも、無断欠勤はせずに職場への欠勤連絡だけは行いましょう。無断欠勤は社会的な信頼を損ない、場合によっては損害賠償のリスクにもつながります。まずは現在のつらさの原因を書き出し、自分で対処できることとできないことに分けて整理することが有効です。

精神的な疲弊が激しい場合は、産業医やかかりつけ医に相談し、仕事を続けることが症状の悪化につながるかどうかを確認することが先決です。メンタルヘルスを優先することは、決して逃げではありません。

メンタルに限界を感じている場合に活用できる相談窓口

職場の問題や精神的な不調は、ひとりで抱え込まずに公的な相談窓口を活用することで、解決の糸口が見つかりやすくなります。

厚生労働省が設けている「総合労働相談コーナー」では、職場のトラブルや労働条件に関する悩みについて、専門の相談員に無料で相談できます。パワーハラスメントや不当な扱いに悩んでいる場合も対応しています。

また、仕事が原因でメンタルに不調をきたしている場合は、産業医やかかりつけ医への相談も有効な手段です。精神疾患を有する患者数は増加傾向にあり、心の不調は珍しいことではありません。早めに専門家へ相談することで、退職以外の選択肢が見えてくることもあります。

即日・最短での退職が認められるケースと手続きの注意点

正社員は原則として退職希望日の2週間前までに申し出る必要がありますが、やむを得ない事情がある場合は即日退職が認められることもあります。

民法627条では、無期雇用の場合は退職申し入れから2週間で雇用が終了すると定められています。ただし、病気や介護など、働き続けることが困難なやむを得ない理由がある場合は、民法628条に基づき即日での退職が可能となるケースもあります。

また、有給休暇が残っている場合は、退職を申し出た翌日から有給休暇を取得することで、実質的に即日に近い形で退職できることもあります。いずれの場合も、会社への連絡や引き継ぎへの配慮は欠かさないようにしましょう。

退職代行サービスを検討すべき状況と利用時の注意点

パワーハラスメントなどによってメンタルが追い詰められ、「辞めたい」と上司に言い出せない状況に陥っている場合は、退職代行サービスの活用を検討するひとつの選択肢となります。

退職代行サービスとは、本人に代わって会社への退職の意思伝達を行うサービスです。直接上司や会社と交渉することが精神的に困難な場合に、負担を軽減する手段として利用されています。ただし、利用にあたってはサービスの内容や費用、対応範囲をしっかり確認することが大切です。

退職の手続きそのものは本人が行う必要がある部分も残るため、サービス利用後の流れについても事前に把握しておきましょう。退職後の生活設計についても、並行して準備を進めておくことが求められます。

会社を辞めて転職・再スタートを切るための具体的な手順

退職を決意したら、感情に任せて動くのではなく、順を追って準備を進めることが大切です。退職の手続きや転職活動の進め方を正しく把握しておくことで、離職後の生活への不安を減らし、次のキャリアへスムーズに移行できます。

ここでは、退職から転職までの具体的な手順を解説します。

退職を決めたら最初にやるべき準備と段取り

退職を決めたら、まず今後のライフプランを冷静に考え、退職後の生活費や社会保険の切り替えなど、必要な手続きを事前に把握しておくことが重要です。

次の仕事がすぐに決まらない場合に備え、最低でも半年分の生活費を確保しておくことが求められます。また、退職後は会社の社会保険から国民健康保険等への切り替えが必要になるため、手続き方法を退職前に確認しておきましょう。

雇用保険に加入していた場合は、失業手当(基本手当)を受給できる可能性があります。受給要件や給付日数は個人によって異なるため、ハローワークで事前に確認しておくと安心です。転職先が決まっていない場合は、こうした準備を整えた上で退職の意向を伝えることが、焦りのない転職活動につながります。

退職理由を転職活動で効果的に伝える方法

退職理由は、ネガティブな表現をそのまま使うのではなく、前向きな動機として言い換えることで、転職活動でプラスに働きます。

たとえば「今の仕事が向いていない」という理由は、「自分のスキルをより活かせる環境でステップアップしたい」というように、ポジティブに変換することが効果的です。ただし、虚偽の退職理由を伝えることは避けましょう。嘘が発覚した場合、信頼関係が崩れるだけでなく、契約違反として責任を問われるリスクもあります。

残業時間が法律で定められた上限を超えていたなど、客観的な事実に基づく転職理由であれば、面接でネガティブに受け取られることはほとんどありません。自分の転職理由を整理し、具体的なエピソードを交えて伝えられるよう準備しておきましょう。

会社への退職の伝え方と辞めるまでの流れ

退職の意向は、引き継ぎや挨拶などを考慮して退職希望日の1ヶ月前には上司に伝えるのが、一般的なマナーとされています。

伝え方としては、あくまで自分の意思で前向きに退職したいという姿勢で申し出ることが望ましいとされています。パワーハラスメントなど不当な扱いを受けている場合は、有耶無耶にせず適切に訴えることも重要です。退職の意向を伝えた後は、残された同僚や後任者の業務が滞らないよう、しっかりと引き継ぎを行います。

有給休暇が残っている場合は、退職前に消化することも検討しましょう。退職すると残った有給は消滅してしまうため、計画的に取得することが一般的です。引き継ぎを終えた後に有給を取得して退職するのが、周囲への配慮としても望ましい流れです。

転職エージェントを活用して次のキャリアを見つける方法

転職エージェントは、一般に公開されていない求人情報も取り扱っており、自分のスキルや希望条件に合った企業を提案してもらえる心強いサポート手段です。

アドバイザーは業界の動向や企業の内部情報に詳しく、求職者にとって有益なアドバイスを受けられます。また、応募書類の作成支援や面接対策など、転職活動全般にわたるサポートを受けることができます。年収交渉についても、本人からは言い出しにくい希望を代わりに伝えてもらえるため、条件交渉をスムーズに進めやすくなります。複数の企業から内定を得た状態で交渉に臨むと、より有利に進められることもあります。転職を考え始めた段階から相談するだけでも、自分のキャリアの方向性を整理する上で役立てることができます。

まとめ

「会社を辞めたい」という気持ちは、多くの働く人が抱える悩みであり、決して甘えではありません。大切なのは、その気持ちが一時的なものか、それとも本質的な問題から来ているものかを冷静に見極めることです。辞めるべき状況かどうかを判断するためには、自分の残業時間や給与水準を客観的な基準と照らし合わせながら、感情だけに頼らず整理することが求められます。

退職を決意した場合は、生活費の確保や社会保険の切り替えなど、必要な手続きを事前に把握した上で動き出すことが重要です。転職活動は可能であれば在職中に進め、焦らず次のキャリアを選ぶ準備を整えましょう。

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