目次
あなたはどのフリータータイプ?
フリーターが悪いと言われている原因とは
フリーターで困ること4選
正社員になったほうが良い理由とは
フリーターだと結婚できる可能性が下がる?
正社員とフリーターのどちらのメリット、デメリットも把握しておこう!
【まとめ】不安を少なくするなら正社員を目指そう
あなたはどのフリータータイプ?

フリーターにもいくつか種類がありますが、あなたはどのフリータータイプでしょうか。みなさんも様々な理由があってフリーターとして生活していると思います。
ここでは「夢を追いかけるフリーター」「色々な理由があって働くフリーター」「なんとなくのフリーター」の3種類のフリーターを紹介します。
夢を追いかけるフリーター
1つ目は夢を追いかけるフリーターです。役者や歌手などを目指して芸能活動をしながらアルバイトをしている人が多いです。
芸能活動を始めたばかりの頃はなかなかお金を稼ぐことはできませんので、生活するためにアルバイトをする必要があります。夢を追い求めながらフリーターをしているので、前向きにフリーターをしていると言えます。
色々な理由があって働くフリーター
夢を追いかける以外に、様々な理由があってフリーターになっている人もいます。
1つ目は入学や就職を控えており、それまでの生活費を稼ぐためにアルバイトをしている人達です。タイミングによっては入学や就職まで1年くらい期間が空いてしまう場合がありますので、その間にお金を稼ごうと考える人は多いです。
2つ目は学費を稼ぐために働いている人達です。私立大学の入学費用は20万円前後、1年間の学費は100万円前後になります。まず自分である程度の費用を稼いでから進学する人も多いです。
3つ目は仕方のない理由で退職してしまったフリーターです。セクハラやパワハラで退職に追い込まれてしまい、次の就職先を見つけるまでフリーターとして働いている人達です。フリーターの期間が長引くかどうかは本人の再就職への意思次第で変わります。
なんとなくのフリーター
将来のことをしっかり考えなかったために就きたい職業が決まっていない状態で学校を卒業し、そのままアルバイトを続けている人も多くいます。
様々なフリーターの中でも、この「なんとなくのフリーター」が一番多いかもしれません。
自分に合った仕事や自分がやりたい仕事を見つけるのは簡単なことではないため、このフリーター層が多くなってしまうのでしょう。将来のことよりも今が楽しければいいと考えている人も多いです。逆に時間があり自由に生きて羨ましいと思われることもあります。
フリーターが悪いと言われている原因とは

日本では、フリーターの印象はあまり良くありません。学校を卒業したら正社員として働くのが当たり前の社会となっているため、フリーターへの世間からの風当たりは強くなってしまいます。
職業を聞かれ、「フリーターです」と話して苦しい思いをした人も多いのではないでしょうか。なぜフリーターは悪いと言われてしまうのか、その原因について紹介していきます。
未来のことを考えていなさそうに見える
未来のことを考えていなさそうで信頼できないというのも、フリーターの印象が良くない1つの原因です。
フリーターで1番多いのは先ほど紹介した「なんとなくのフリーター」です。将来のことを何も考えずにアルバイトを続けている人が多いので、「フリーターは何も考えてないだろう」「将来のことを考えているなら正社員として働くはずだ」と思われてしまっています。
世間体が悪く社会的信頼がない
フリーターは前述した通りあまり信頼されておりません。特にご年配の方は戦後に汗水流して必死に働いてきた世代なので「フラフラしてないでしっかり働きなさい」と喝を入れてくる方も多いです。そういった背景もあり、世間からは「しっかりしてない人」と思われがちです。
また、フリーターは安定した職についてないので社会的信頼が低く、様々な審査が通りにくくなってしまいます。家やアパートなども借りることができないことが多いのが現実です。
フリーターで困ること4選

前述した通り、フリーターは家を借りることが難しいくらい社会的信用がありません。
それだけでなく「ローンが組めない」「厚生年金に加入していない」「収入が少なくて不安定」「老後の不安」ことなども不安要素として挙げられます。
日本では安定した雇用に就いてないと信用がとても低くなってしまいます。フリーターの人はこの現実にしっかりと向き合っていかなければいけません。
ローンが組めない
フリーターはローンを組むことが難しくなります。ローンとはその人のことを信用してお金を貸す仕組みですが、「正社員ではない」ということ、「収入が少ない」ということの2点が主な要因となって、フリーターはローンを組むくことが難しくなっています。
「正社員ではない」ということは継続して返済することができない可能性があり、「収入が少ない」というのはそもそも返済することができない可能性があると捉えられてしまうことから、ローンの審査が通りにくくなっているのです。
厚生年金に加入していない
厚生年金とは、国民年金に上乗せされて支給される年金です。企業に勤めていれば半分は会社が支払ってくれます。
厚生年金は会社員が加入できるものなので、フリーターは厚生年金に加入することができません。年金受給可能な年齢になった際に、会社員には結構な金額が支給される一方で、フリーターを続けているとあまり年金をもらうことができません。
収入が少なくて不安定
フリーターは正社員と比べて、基本的に収入が少ないです。フリーターは時給1000円前後、多くて1500円程度で働いていることがほとんどです。月給に換算すると、平均して15万円程度になるでしょう。大卒の新卒の月給が20万円前後なので、フリーターの給与は会社員と比べるととても少なくなってしまいます。
また、会社員の様にボーナスが出るわけではなく、昇給しても50円や100円しか変わりませんので、長くフリーターを続ければ続けるほど正社員との差は開いていってしまいます。
老後もずっと働かないといけない可能性も……
収入が少ないことから、フリーターが貯蓄をするのは非常に難しいです。
会社員であれば厚生年金をもらうこともできますが、老後まですっとフリーターであれば国民年金のみで生活することになります。貯蓄も無いフリーターが国民年金のみで生活するのはとても難しく、老後もずっと働き続け、生活費を稼ぎ続けなければならないのです。
正社員になったほうが良い理由とは

ここまでは、フリーターとして生活していくことの難しさを紹介してきましたが、正社員になることでその悩みは解消されます。
同じ仕事内容でも世間から見られ方が変わり、収入も上がります。正社員になった方が良い理由はたくさんありますので、紹介していきます。
同じ仕事内容でも世間体が良い
正社員とフリーターでは同じ仕事内容でも世間からの見られ方が違います。飲食店や運送業ではアルバイトも正社員も同じ仕事内容をすることが多いですが、世間からのイメージは大きく違います。
正社員であるというだけで世間からも認められ、フリーターでいるよりも日々の生活を過ごしやすくなります。
福利厚生が手厚い
正社員は会社から福利厚生を受けることができます。福利厚生とは企業が従業員とその家族の生活を充実させるために設けている制度で、社会保険をはじめ、社員寮や住宅手当などその内容は多岐にわたります。
これらの制度は生活費の助けになりますが、フリーターは基本的にこの恩恵を受けることができません。
給与が高い
正社員はフリーターに比べて給与が高い傾向にあります。フリーターは時給制ですが正社員は基本的に月給制です。最低でも20万前後で働き始め、高いところでは25万円以上から働き始めることができる会社もあります。
また、役職につくことで更に給料が上ります。フリーターはフルタイムで働いでも月給15万円前後のことが多いので、お金を多く稼ぎたい人は正社員として働くことをおすすめします。
フリーターだと結婚できる可能性が下がる?

フリーターとして生活していると結婚できる可能性が下がると考えられますが、そこには2つの理由があります。
1つ目は収入が低いことです。国税庁の調査では日本人の平均年収は420万となっていますが、フリーターの年収は180万円前後と考えると、平均に比べて半分程度の年収になってしまいます。
2つ目は世間体です。前述した通りフリーターは世間からの見られ方が良くありません。両親に紹介する際に「フリーターです」と話せば、結婚を同意してもらうのは難しくなってしまうかもしれません。
正社員になってからご挨拶に行った方が、相手のご両親に安心してもらうことができるでしょう。
正社員とフリーターのどちらのメリット、デメリットも把握しておこう!

正社員のメリットは「世間体が良い」「福利厚生が手厚い」「給与が高い」こと、正社員のデメリットは「拘束時間が決まっている」「好きな時に休めない」ことだとお話してきました。
また、フリーターのメリットとしては「自由な時間が多い」「好きな時に休みが取れる」、フリーターのデメリットとしては「世間体は悪い」「収入が低い」「社会的信用がない」といったことが挙げられます。
しっかりとそれぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。