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【フリーターの将来まとめ】楽なのはいまだけかも……

目次

フリーターは将来性が低いので不安……

フリーターは比較的自由な働き方ができることが特徴ですが、それと引き換えに、正社員で働く人に比べて将来性が低く、不安定です。経験やスキルを上げるごとに収入が高くなっていく正社員に比べ、フリーターは基本的にあまり高いとは言えない給与で働き続けることになり、収入の差はどんどん開いていきます。

 

また、正社員はある程度病気や怪我など、仕事を休まざるを得なくなった場合にも収入の安定が約束されている場合が多い一方で、フリーターは自分が働けなくなれば、途端に収入はゼロになってしまいます。更に、正社員は多額の退職金が出る一方、フリーターは働いた自給分しか給与が出ないという違いもあることから、総じて「将来性が低い」という状況になってしまうのです。

 

フリーターは甘えている?

フリーターをしているというと、周りの人から「甘えだ」といわれたことのある人もいるかもしれません。

 

もちろん例外もありますが、一般的には「正社員として就職することから逃げている」「楽な生活を送りたいだけだ」と捉えられてしまったり、フリーターは収入が少ない傾向にあることから、「他人に金銭的に頼っている」と思われてしまったりすることがあるため、「フリーターは甘えだ」といわれてしまうのです。

 

年齢を重ねれば重ねるほど、社会人として自立していることが求められ、周囲からは「甘え」という言葉をかけられてしまうことになるでしょう。

【30代は特に注意!】考えられるフリーターの将来、末路

上記でお話したように、フリーターであることには将来性が低いことや、「甘え」だと思われてしまうことなどのリスクがありますが、20代のうちであればまだ「これから頑張れば大丈夫」と考えることもできます。

しかし、30代になってもフリーター生活を続けていると、さらにリスクが高くなり、悲惨な将来を迎えてしまう可能性も出てくるのです。30代以降でフリーターのままの生活を続けているとどんなことが起こるのか、具体的に見ていきましょう。

 

生活保護を受ける

アルバイトとしての働き先がなくなってしまったり、病気になって働けなくなったりすると、生活保護を受けざるを得ない状況になってしまう可能性があります。生活保護を受ければ、フリーターよりさらに周囲からの見方が悪くなるだけでなく、周囲の人が一生懸命働いている中で、自分は税金を受け取るだけ、と考えると罪悪感を持ったり自己嫌悪に陥ったりと、精神的にも落ち込んでしまうかもしれません。

生活保護を受けている間はもちろんぜいたく品などは買えませんし、最低限度のお金での生活をすることになります。さらにその生活に慣れてしまうと、自立した生活に戻れなくなってしまうという人もおり、生活保護を受けることは非常にリスクが高いことなのです。

 

結婚ができない

フリーターは収入が少なく不安定なため、大きなお金のかかる「結婚」や「子育て」をすることは極めて難しいと考えておいた方が良いでしょう。また、その不安定さや世間体を考え、たとえ本人が良いと思っていても周囲から反対されてしまう可能性があります。

もちろん雇用形態は気にしないという人もいますが、一方で「正社員でないと結婚させられない」という考えを持つ両親が多いのも現実です。結婚をしたり子供を育てたりしたいと思っている人は、就職をすることがその夢をかなえる近道になる、ということを知っておきましょう。

 

家族、子供を養うことができない

そんな中、フリーターでも結婚をすることができたという人も中にはいるでしょう。

しかし、家族が生活していくのには常にある程度の収入を得ていることが前提になりますし、子供を育て、学校を卒業させるのには多額のお金が必要です。パートナーの収入がある程度高いために自分は家事や育児を分担する、という方法であれば問題ありませんが、自分がお金を稼ぐべき立場にあるのにも関わらず、収入が少ないばかりに貧しい思いをさせたり、惨めな気持ちにさせたりということは避けたいですよね。フリーターでいることは、自分だけでなく家族にも迷惑をかけてしまうことになるのです。

 

孤独死する

30代以降もフリーター生活を続けていると結婚をすることが難しくなるとお話ししましたが、パートナーだけでなく友人も遠ざかっていくなど、フリーターはどんどんと孤独な人生を歩んでいくことになってしまいます。

両親や親戚からも愛想を尽かされ、誰ともコミュニケーションをとることなく、最悪の場合孤独死をしてしまう可能性もあるのです。今はまだ想像できないかもしれませんが、長い目でみると、フリーター生活にはこのような悲惨な末路が待っているかもしれないのです。

フリーターのメリット

フリーターにはリスクがあり、30代になるとさらにリスクが高まっていくと解説してきました。しかし一方で、フリーターでいることにはメリットもあります。

20代のうちは、フリーターという道を選ぶことが必ずしも悪いということではありません。正社員と比較して、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

 

時間の制約が少ない

フリーターとして働くことを選ぶ人の中には、「時間が自由に使えるから」という人も多いでしょう。基本的に週5日朝から夜まで仕事をする正社員に比べて、アルバイトだと1日の労働時間を少なくすることや、日数を少なくすることもできます。

予定に合わせて時間を調整することもある程度融通が利くため、仕事に時間を振り回されるということも少ないでしょう。そのため、何か他にやりたいことがある人や、将来に向けて勉強をしている人にとっては、仕事と活動を両立しやすい働き方といえます。

 

好きなことができる

正社員として就職をすると、一つの決まった業務だけでなく、様々なことを任されます。大きな企業であれば部署の移動もありますし、移動に伴って職種が全く変わってしまうということもあります。

しかし、アルバイトの場合は基本的に決まった業務のみを行うため、自分が応募した仕事だけに専念することができます。「やりたかった仕事とは違うものをやらされた」というギャップが起きないのは、アルバイトとして仕事をすることのメリットです。

フリーターのデメリット

さて、フリーターでいることのメリットを見てきましたが、反対にデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。先ほどフリーターの将来についてのお話でもフリーターでいることのリスクについて触れてきましたが、フリーターにはやはりデメリットが多く存在します。改めて、フリーターでいることのデメリットをまとめて見ていきましょう。

 

給与が少ない

冒頭からお伝えしている通り、フリーターは正社員と比較して給与が少ない傾向にあります。基本的な月給はもちろん、アルバイトには昇給がないため、年々その差は開いていくことになります。更に、正社員には多額のボーナスや退職金が与えられるのに対し、フリーターは働いた時間分の収入しかありません。

それだけでなく、大きな企業の正社員になれば家賃補助などをはじめとした福利厚生があり、手元に残るお金の差はとても大きなものになるのです。

 

社会的に信頼性が低い

「フリーターは甘え」といわれることもあるように、フリーターは世間であまり良いイメージを持たれていないというのが現実です。

フリーターには金銭的に自立していない場合が多く、「学生でもできる簡単な仕事」をしていると思われがちなため、社会人として他人から信頼をされたり、尊敬されたりすることが難しくなってしまいます。信頼されない人の周りからはどんどんと人が離れていき、結果的に孤独な人生を歩んでしまうことにもつながるのです。

 

年金が少ない

日本では、20歳以上の国民は原則として全員年金を納めるという義務がありますが、正社員として企業に勤めている場合には会社が代わりに加入をし、給与から天引きして払ってくれているケースがほとんどです。

しかし、フリーターの場合は自分でその手続きをしなければならず、低い収入の中で年金は負担になるため、支払いをしていないという人も存在します。年金を払っていない人は将来もらえる年金も少なくなり、高齢者になってからの生活が苦しくなってしまいます。

 

結婚できない

フリーターの将来についてのお話でも紹介しましたが、フリーターでいる間は結婚をすることはかなり難しいと考えて良いでしょう。

そもそも社会的に自立していない人よりも、自立している人の方が異性にとっても魅力的に映りますし、もしパートナーが受け入れてくれた場合でも、相手方の両親に結婚を反対されてしまう可能性も十分に考えられます。給与の低さや社会的信頼の低さなどから、フリーターは基本的に結婚で切る可能性が低いと考えた方が良いでしょう。

 

職歴として認めてもらえない

いざ正社員として仕事を始めたいと思った時、書類の選考などで必ず見られるのが「職歴」です。職歴はこれまでどんな仕事をしてきたのか、どんなスキルを持っているのかということを確認し、その企業で活躍することができそうなのかを判断する重要な情報ですが、アルバイトの場合は職歴として認めてもらえないことがほとんどです。

現場でいくら頑張って、正社員をしのぐほどの活躍をしていたとしても、職歴としてカウントしてもらうことはできません。つまり、ずっとフリーターでいる人は、社会経験ゼロということになってしまうのです。

 

30代、40代では正社員雇用が厳しい現実も……

フリーターから正社員になりたいと思った場合、20代であればまだ可能性は大いにあるでしょう。フリーター期間もそこまで長くなく、これから成長して活躍できる可能性が残されているからです。

しかし、30代や40代までフリーターを続けていると、その後正社員になることは厳しくなってくるという現実があります。企業の中では、30代や40代といえばバリバリ活躍し、管理職にも就き始める世代です。社会経験のない30代、40代は企業としても扱いづらく、これから成長できる幅も少ないと考えられてしまうのです。

 

20代のフリーターなら就職は難しくない!

上記でも解説したように、20代のフリーターにはまだまだ正社員として就職できる可能性が残されています。人材不足が続いている日本では、長期的に仕事を続けることができる若手を積極的に採用している企業が多く、20代であればある程度フリーターの期間があっても一定の需要があります。

また、20代のうちであれば正社員とのスキルや経験の差もそこまで開いていない場合が多いため、「今後成長できれば良い」という考え方で採用をしている企業が多いのです。一度フリーターになってしまったからといって諦めるのではなく、20代のうちに就職に向けて動き出しておくことをおすすめします。

フリーターが就職するためのおすすめの方法

さて、ここまでフリーターでいることのリスクや将来の末路、メリットやデメリットを解説してきました。これまで悩んでいた人も、「何か行動してみよう」と思えたのではないでしょうか。そんな人に向けて、最後にフリーターが就職するためのおすすめの方法をご紹介します。自分に合った方法を選び、行動におこしてみましょう。

 

就職、転職エージェントに相談する

フリーターから正社員になりたいと思ったら、まずは就職エージェント(新卒採用)や転職エージェント(中途採用)に相談してみると安心でしょう。

あなたの悩みや希望を聞き、あなたに合った仕事を個別に紹介してくれるだけでなく、履歴書や面接のアドバイスもしてくれるため、就活の経験のない人や不安のある人も不安なく就活を進めることができます。分からないことが多いので専門家にサポートしてほしいという人は、エージェントへ相談することから始めてみましょう。

 

アルバイトから正社員になる

現在アルバイトをしている職場で、そのまま正社員になるという選択肢もあります。

アルバイトをしている人はその企業や仕事内容についてすでに深く理解をしているため、正社員になっても現場の知識を事前に持った状態で仕事を進めることができるという理由から、アルバイトの正社員登用をしている企業もあるのです。人柄なども事前に理解してもらえているため、全く繋がりのない企業の選考を受けるよりもスムーズにいくことも多いでしょう。興味のある人は、今働いている職場で正社員になることが可能なのかを確認してみてくださいね。

 

ハローワークで職を探す

ハローワークは、国が運営する職業の紹介所です。ハローワークには様々な企業の求人情報が集まっており、給与をはじめとした待遇や仕事の内容、勤務地などを確認することができます。興味を持った求人があれば応募し、選考を受けることができます。

どんな仕事があるのかを見てみたい人や、すでにやりたい仕事が決まっていてすぐに応募したいという人は、ハローワークに足を運んでみるのも良いでしょう。

 

まとめ

さて、この記事では、将来に対して不安や悩みを抱えているフリーターの人に向けて、フリーター生活を続けているとどんな将来が待っているのか、就職するためにはどうすれば良いか、ということをご紹介してきました。

たとえ今が楽しくても、社会人としてきちんと将来に目を向け、自立をすることが大切です。将来自分が困らないためにも、自分に合った方法で就職へ向けて行動してみてくださいね。