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似ているようで異なる!履歴書と職務経歴書

転職活動を始めようと企業の採用情報を確認すると、ほとんどの企業で必要書類に「履歴書」「職務経歴書」と書かれている事でしょう。この二つがどう異なるのか、どちらか一方ではいけないのかなど疑問に感じている方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、「履歴書」と「職務経歴書」について違いや書き方をお伝えしたいと思います。何を書けばよいかあいまいな状態で的外れな履歴書や職務経歴書を提出してしまうと人事担当者に読んですらもらえない可能性もあります。そうならないためにも、是非参考にしてみてください。

 

目次

使用目的の違い

混同されがちな履歴書と職務経歴書ですが、まず書類を書く目的が異なります。履歴書が内定後に人事情報として保管することを目的とする一方、職務経歴書は書類選考で使うことを目的にしています。意外に思われるかもしれませんが、履歴書をどんなに熱心に作成したとしても第一印象が良くなる程度で、職務経歴書の方にむしろ力を入れるべきです。下でも説明しますが、履歴書に記載する項目は出身校や住所といった決まりきったものが多く、気合を入れて書こうにも内容は変えられないものばかりです。一方で職務経歴書は前職でどのような事に取り組んだのか、や志望動機など創意工夫を求められるものが多く、書類選考を通過して面接に進むことができるかどうかの分かれ道となります。自分がどんな仕事をやりたいのか、どのような強みを生かしたいのかよく考えて、分かりやすく書くようにしましょう。 自分が何をやりたいのかよく分からない、なんとなくの希望はあるけれど上手く言葉にできないという方は周囲に相談すると良いでしょう。家族や友人など、あなたを良く知る人に手伝ってもらいましょう。自分の知っている人に頼むのは恥ずかしいという場合は、転職エージェントのご利用がおすすめです。DYM就職では経験豊富なキャリアアドバイザーが皆様の転職活動をサポート。職務経歴書の作成も完全無料にてご相談いただけます。無料登録はこちらからになります。→(https://www.dshu.jp/pre_entry/

記入内容の違い

履歴書と職務経歴書は、たしかに一部似ている項目はありますが、同じ内容を書けば良いわけではありません。先ほどもお伝えしたように、履歴書であれば「保管用の人事情報」のため決まりきった内容を正確に書けば良いのですが、職務経歴書の場合は「書類選考に合格できそうな」内容を書く必要があります。とはいえ、嘘を書けば良いという訳では決してありません。まずは会社のホームページなどで採用情報をチェックし、どのような人材を必要としているのかを探ります。次に、自分のこれまでのスキルや経験の中から会社の方針にマッチしそうなものをピックアップします。最後に、自分の魅力が最大限伝わるように職務経歴書を記入します。職務経歴書のフォーマットが指定されていない場合は、求められた項目に加えて自己PRのような内容や自分の強みをアピールできる内容を自由に追加しても問題ありません。

職務経歴書に書くと良い内容

  • ・生年月日、名前
  • ・職務経歴
  • ・業務内容要約
  • ・経験、能力、実績
  • ・自己PR
  • ・志望動機

フォーマットが指定されていない場合でも、最低限この程度の内容は必要でしょう。履歴書と内容が重複していても、必ず記入してください。面接の担当者に、履歴書と職務経歴書が両方セットで渡されるとは限りません。履歴書に書いたからと空欄で提出してしまうと、面接の機会をいただけたとしても履歴書に書いた内容の繰り返しで面接時間が終わってしまいます。職務経歴書にも履歴書と同様に志望動機を記入しておけば、面接官は事前に読んで質問を考えてくることができます。志望動機であれば掘り下げた質問をされた場合でも答えやすく、面接を有利に進めることができるでしょう。逆に、取って付けたような志望動機を書いてしまい面接の場で返事に困るようでは職務経歴書は失敗と言わざるを得ません。また転職エージェントを利用する場合、職務経歴書を見てエージェントは推薦文を書いてくれます。職務経歴書がいい加減では、エージェントもあなたを推薦することが難しくなってしまいます。

記入分量の違い

履歴書は基本的には市販ないし会社指定のフォーマットを使用するため、勝手にページ数が増えたり減ったりすることは原則ありません。「JIS規格」の見開き1ページのものが転職活動では広く使われており、新卒の場合は大学指定の履歴書も使われる場合がありますが基本的にはサイズは共通です。記入内容も一般的な質問ばかりなので分量が大きく変動することは無いでしょう。一方で職務経歴書の場合は決まったフォーマットを使うケースが少なく、また自由に何文字でも記入できてしまうことから人により文字数が大きく異なります。一生懸命沢山書けば書くほど高評価が得られるかというと、そういう訳ではなく見開き1ページに収まる、2枚が適正量とされています。 ではなぜ2枚が良いのでしょうか。まず一点目は保管・管理の都合です。2枚であれば、見開きの状態にしてコピーする事で1枚にまとめることが可能で、面接官や人事の手を煩わせません。ここで中途半端に3枚も4枚も書いてしまうと、分量が多くて分かりにくく逆効果になりかねません。 二点目は、分量としてちょうどよいためです。3枚以上に渡ってしまうと、熱意は伝わったとしても結局言いたい事が理解されません。一方で1枚では紙幅が足りず自己PRを十分に行うことができないため書類選考に落ちてしまう可能性があります。

書き方の違い

転職活動の書類は必ず手書きでなければいけないと考えている方が多いですが、必ずしも手書きでなければ落ちるわけではありません。履歴書に関しては「手書きの方がやる気や誠意が人事担当者に伝わる」と解説している記事もあるかもしれませんが、そもそも履歴書は入社後に保管する書類のため選考には関係ありません。また職務経歴書に関しては、手書きよりもむしろPCでの作成が好まれる事の方が多いのです。それは何故なのでしょうか。

職務経歴書をPCで作成した方が良い理由

先ほども説明しましたが、職務経歴書は選考の際に参考にされます。転職エージェントや人事責任者、面接担当者の間でのやり取りはメールで行われる事がほとんどで、手書きの職務経歴書では一度スキャンする手間が生じます。また、履歴書のようにフォーマットが決まっている所へ書き込むならまだしも、何もない白紙の状態から手書きで綺麗に職務経歴書を作成するのは難易度が高いと言えるでしょう。手書きに無理にこだわり、ごちゃごちゃしてしまうよりはPCで作成した方が良いです。更に、一度作成した職務経歴書を他社でも使いまわす場合や誤字による書き直しになる場合を考えてもPCでの作成が有利です。

まとめ

履歴書と職務経歴書の違いについてここまで説明させていただきました。両方とも全力で取り組むべきものですが、どちらかといえば職務経歴書に注力した方が内定を獲得しやすいでしょう。転職エージェントも利用しつつ、転職活動を有利に進めていってください。