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中途採用の特徴とは?新卒採用との違い、面接対策も詳しく解説!

目次

中途採用とは?

高校や大学、専門学校を卒業したばかりの方を採用することを「新卒採用」と呼ぶことは既にご存知かと思います。一度新卒として就職した方が、2社目、3社目へと転職する際に行われるのが中途採用です。長らく日本では、終身雇用が大原則とされていたため少し前までは途中で変えることに対して批判的な見方もありましたが、後で書きます通り現代では転職は普通の事となっています。

 

新卒採用との違い
学校を卒業したばかりの方を採用するのが新卒採用であると書きましたが、当然新卒の方は社会人経験がありません。中にはアルバイトすらしたことが無い方もいるでしょう。では何故企業は新卒採用を行うのでしょうか。
一般的に言われているのは、新卒採用には次のようなメリットがあるからです。

「有名企業でなくても資質の高い人材の採用ができる」「中途採用に比べて会社のカラーに染めやすい」「新人へ指導することで上司がマネージャーとして成長する」「新人が職場に若々しさやエネルギーを持ってきてくれる」

つい数か月前まで学生だった方がすぐ戦力にならなかったとしても、長期的にみてメリットが大きいため企業は新卒を採用するわけですね。
一方で中途採用の場合、社会人としての礼儀、マナー、立ち居振る舞いはもちろん、前職で身に着けたスキルや経験を即生かすことが期待されています。

 

中途採用の心構え
中途採用で大切になってくるのが、今なにができるか、です。
学生時代の勉強に前職での経験を加えた結果として、今のあなたに何ができるのかを意識しましょう。
新卒採用のように、これから何ができるようになるだろうかというポテンシャルはあまり見られていません。あくまで、今のあなたに何ができるか、という観点で企業から見られていると思った方が良いでしょう。

 

中途採用のメリット
ポテンシャルよりも今何ができるかを見られていると言うと、新卒採用の方が簡単であるように感じられてしまうかもしれませんが中途採用には新卒採用にはないメリットがあります。一つずつ見ていきましょう。

 

新卒で入れなかった企業に入れる
先ほども書いた通り、新卒採用はポテンシャル採用であるため学歴や資格である程度絞り込みをかけられてしまうケースがあります。特に人気企業であればあるほど、膨大な数のエントリーを捌かなければならないため所謂学歴フィルターと呼ばれる行為が無いとも言い切れません。一定以上の偏差値の大学以外からのエントリーについて、書類を見ずに一律落とす行為で数年前に話題になりました。
しかし、学歴フィルターをかけて採用した方も次第に辞めていったり、思うように業績を上げなかったりします。中途採用であれば今なにができるかという観点で選考が行われるため、場合によっては新卒で入れなかった企業に合格するといったことも起こり得ます。

 

適正な給与をもらえる
新卒で入った会社がブラック企業であった場合、本来の市場価値よりも安い金額の給与しかもらえない事もあるでしょう。中途採用であれば、複数の企業に応募することで本来支払われるべき適性な金額が浮かび上がってきます。企業が優秀な人材に対し本来の適正金額より安い給与を提示した場合、優秀な人材は他社に取られてしまうでしょう。
反面、市場価値より高い給与を得ている方は要注意です。新卒採用の社員は将来の成長や会社へのロイヤリティを加味し実際の市場価値に下駄を履かせてもらっているケースもあります。転職活動を始める前に改めて熟考したほうが良いでしょう。

 

生活スタイルの変化に対応できる
地方から上京して就職した方が、親御さんの介護や結婚、出産などの事情で実家に戻らなければいけなくなるケースもあるでしょう。止むを得ない事情がある場合は一時求職や実家から近い支社への配置転換などの措置を取ってもらえる会社もあるかもしれませんが、難しい会社もあるでしょう。その場合、実家から通勤できる会社へ転職することがソリューションのひとつとなり得ます。

 

夢の実現
「英語を生かして海外で働きたいと考えグローバル企業へ新卒で入社したが、実際は日本語での業務ばかりだった」「大学で研究していた分野を生かすために新卒でメーカーへ入社したが、営業職に配属された」など様々な理由で夢を追いかけるために転職を考える方もいらっしゃると思います。これまでの経験が全く生きないような分野への転職は不利になりがちですが、どうしてもやりたい夢を追いかけて中途採用を検討するのもよいでしょう。

 

いま中途採用が盛ん
新卒一括採用、終身雇用、年功序列が大原則であった時代から変化し、現代では中途採用への抵抗や偏見がかなり薄れてきています。具体的な状況をこちらでは説明していきます。

 

外資企業の日本進出
近年のグローバル化に伴い、外資企業の日本進出や日本企業の外資企業との合併により社内の風土が外資寄りになるケースが多く起きています。欧米では転職が当たり前であるため中途採用について一切抵抗がありません。
また能力があっても活躍できないなどの理由で優秀な中年社員が次々と外資企業へ流出してしまった日本企業が、競争力強化のため優秀な人材を中途として外部から採用するケースも起きています。

 

若年層の意識の変化
やりがいのある仕事や、自分が本当にやりたい仕事を求めて積極的にキャリアアップのために転職をしたり、自分らしいライフスタイルを実現するために従来の会社という枠組みにとらわれずに働くことが広まってきました。
また新卒での就職活動時に、自分が将来やりたい事を行うのに必要なスキルが身に着けられそうな会社を選ぶなど、定年まで同じ会社で働くことを前提としない事も広まりつつあります。実際、理由は様々であるものの大卒新卒者の3割が入社後3年以内に離職しているという統計もあります。(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11650000-Shokugyouanteikyokuhakenyukiroudoutaisakubu/0000177681.pdf)

 

中途採用への道
これまで、中途採用について説明してきましたが、闇雲に転職活動をするのではなく筋道を立てて対策を練ることが大切です。

 

キャリアから目指せる仕事を逆算する
基本的には前職での経験を生かして今自分には何ができるかという目線で考えましょう。ただし、前職がメーカーの営業職であるからといってメーカーの営業職しか志望してはいけない訳ではありません。
以前から開発職がやりたかったのであれば、メーカーについて詳しく知っていることを生かしメーカーの開発職を志望できます。また金融業界に行きたいと考えているのであれば、金融商品の営業を志望すれば前職の経験を生かすことができます。
何も関係のない業界や職種を闇雲に志望するのではなく理論的に自分がその仕事で活躍できることをアピールできるものを選ぶことが大切です。

 

中途採用の特徴
中途採用の場合は新卒と比べていくつか異なる点があります。
まずエントリーに関して、通年エントリーが可能です。一年の中の特定の時期しかエントリーができない新卒採用と比べて有利な点と言えるでしょう。
また選考に関しても、新卒採用よりも短いフローとなっています。これは仕事を続けながらの転職活動ができるようにという意味と、潜在的な能力を見極めなければならない新卒採用に比べて今できることを見極めればよい中途採用では必要な面接の数が異なるためです。
逆に言えば、少ない面接の場で自分の能力を余すところなくアピールすることが大切になります。

中途採用で成功するポイント3つ

新卒とすこし勝手の異なる中途採用ですが、ポイントを抑えることで効率的に進めることができます。これから3つのポイントをご紹介しますので、これらを意識して転職活動を進めて欲しいと思います。

①できる事と企業ニーズの一致
あなたがどんなに優秀な料理人でも、IT企業に応募していては受かることは難しいでしょう。これは極端な例ですが、あなたの持っている能力と企業が求める能力が噛み合っていることが転職活動の成功には大前提となります。何度もお伝えしているように、中途採用は今のあなたに何ができるかを見られているため、「プロの料理人になる努力ができる人だからIT分野でも頑張ってくれるはずだ」という解釈はしてもらえないのです。
今のあなたにできる事が求められている企業を探すようにしましょう。

 

②スキルを的確に伝える
今のあなたの的確に伝える事も同様に大切になってきます。自分がどの分野でどのようなパフォーマンスが発揮できるのかを的確に伝えましょう。もちろん事実を誇張することはいけませんが、謙遜しすぎるのも控えましょう。その日あなたと初めて対面する企業の人事担当者は、あなたが控えめな方なのか自分のスキルに自信がないのか見分けがつきません。本当にできる事なのであれば、自信を持って積極的にアピールしましょう。その際、自分の持つスキルが会社の業績にどう貢献するかまで伝えられると尚良いです。

 

③落ちたのはあなたのせいとは限らない
新卒時の就職活動でも不合格を経験したかもしれませんが、転職活動においてもそう簡単に内定が出るわけではありません。資格試験や学校のテストと異なり、仮に落ちたからと言って過度に落胆する必要は無いでしょう。
企業が求職者を落とす理由は様々ですが、実際に面接してみた際の雰囲気やフィーリングが「何となく合わなそう」という理由で落とすこともあります。転職活動で不合格をもらうと落ち込むかもしれませんが、「合わない」企業に落ちた事は結果的にあなたにとってもプラスになり得ます。「雰囲気が合わなそうだけど人も足りないし能力はあるから合格」となってしまった場合、入社してからのギャップに苦しむことになる可能性さえあるのです。

 

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